白の記憶

また ひとつ
落とした仮面に 名前が ついて
あといくつ
眠れば 地図は 埋まるのだろう

永い 永い 戦いは
15の夜に 始まって
今はもう 上手に
薬も 飲めるように なったよ

願えない
愛さなくていい
星は 綺麗すぎて
目に沁みるから
夜が 明けるまで
押し入れの中に いたいの

夢の奥から
のびる手は 首を絞める


白い雨
寂れた扉を 打ちつけては
もういくつ
ためらい傷が 流れただろう

深い 深い 優しさが
冷たい腕に くるまって
繋がらない記憶を
慈しめるように と  微笑う

かまわない
愛せなくていい
ここで生きていれば
いつでも 会える
罪に 果てるまで
それは 罰でしかないけど

「夢の中ではいつも パパを 刺していた・・・」


願えない
願いは無いから
星が綺麗すぎて
目が 見えないよ
夜が明けるまで
押入れの中に 閉じ込めて?

白の中から
のびる手が 増えていくの

夢の中では いつも パパを刺していた・・・


2001秋 らくがきちょうより。
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夢の中では いつも パパは燃えています。

叫び声で 彼を刺します。

よくよく考えたら 私

願い事なんて 無かった。



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