星空を汚さないで

☆星空☆を核で汚さないで
核戦争を宇宙にひろげてはいけない!と、天文学研究者に呼応して、
本田実をはじめ、著名なアマチュア天文家がよびかけた署名運動がひろがり、
1万人をこえる署名が国連に届けられました。
SDI反対署名 SDIに反対する
 アマチュア天文愛好者の声明

 政府は1987年7月、SDI研究・開発への日本企業の参加にかんする日米政府間協定に調印しました。すでに、わが国の天文学研究者の8割以上が反対を表明しています。
 SDI(Strategic Defense Initiative;戦略防衛構想)は、相手のICBM(大陸間弾道ミサイル)を最先端技術を総動員して、宇宙から迎撃するもので、核戦争を遂行するための兵器体系であり、核軍拡を宇宙にひろげ、いっそう核戦争の危険を増すものです。
 SDI は宇宙空間の軍事基地化にほかなりません。
 国連は、1984年に150ヵ国の賛成で「宇宙空間における軍備競争の防止」を採択しています。またわが国も1969年5月に「宇宙開発及び利用は平和目的に限る」とした国会決議を全会一致で採択しています。
 唯一の被爆国日本のアマチュア天文愛好者であるわれわれは、核兵器廃絶を願い、宇宙空間の軍事利用に反対し、恒久平和の世界のもとで星空に親しみつづけたいと考えます。
 われわれは政府とすべての国が宇宙の軍事化に加担せず、核兵器の廃絶を緊急におこなうよう要求します。

                    1989年10月23日


              岡山☆星空を愛する会
呼びかけた本田実、多胡昭彦、関勉の各氏
集まった署名を手に
署名用紙の星の写真を撮影した、25センチライトシュミットの前で、
集まった署名を手に=1989年10月17日
何万年もかけてとどく星の光

  「 宇宙を汚す SDI には反対です。
  核兵器も SDI も、使ったらとんでもないことになる。
   設計した者も、作った者も、操作する者も、
  それぐらい、わかりきっているはずでしょう。
   どうして、そんなものをすすめようとするのか。
   私たちは、何万年も 何千年もかけて、
  たった今、届いたばかりの星の光を見ているわけでしょう。
   そんな宇宙を汚しちゃいけない。
    私は、なにものにもじゃまされずに
      星を見続けていたいだけなんです。
 」 

                   -文責・管理人-

もどる