[第10次派遣海賊対処行動水上部隊帰国]

3月12日(月)、快晴の中第10次派遣海賊対処行動水上部隊、護衛艦「たかなみ」、「おおなみ」が
無事任務を終え帰国、0945横須賀吉倉岸壁に横付けした。第10次派遣部隊は(指揮官:第6護衛隊
司令水間貴勝1佐、「たかなみ」艦長米丸祥一2佐、「おおなみ」艦長吉野敦2佐)、平成23年10月
横須賀を出港以来5ヶ月に亘り任務に就いていた。この間ソマリア沖のアデン湾では32回、222隻の
船舶の護衛に当たり、船舶の安全な航行に大きく寄与した。

 帰国行事は、帰国部隊の隣に横付けしているDDH「ひゅうが」(13,500トン)飛行甲板にヘリコ
プターで到着した神風(じんぷう)英男防衛大臣政務官を、帰国乗組員、家族、横須賀地方総監、自衛艦
隊司令官はじめ多くの部隊指揮官、第3管区海上保安本部次長、吉田横須賀市長、日本船主協会関係者、
自衛隊協力諸団体等多数が出迎え実施された。

水間派遣部隊指揮官の帰国報告、内閣総理大臣特別賞状の授与、神風大臣政務官の訓示、河野自衛艦隊
司令官の訓示、来賓紹介等が行われ、派遣部隊の長期に亘る任務完遂に感謝と敬意が表された。

 湘南水交会からは、功刀会長、落合顧問、清崎副会長、田中及び三澤両幹事が参加した。本海賊対処行
動水上部隊として、既に延べ22隻が派遣され、その護衛船舶数は約2,400隻に及んでいる。現在も
第11次隊が、派遣航空部隊のP3Cと共にソマリア沖アデン湾で任務を遂行中であるが、その終結の糸
口は目下のところ全く見えていない。

 わが国の国益は申すまでもなく、国際的な航行の安全に大きく寄与している海上自衛隊の活動に心から
の声援を今後とも続けたいものと今回も強く感じさせられた。
                                                     (清ア副会長 記)


                                                   (清ア副会長 撮影)