試験艦「くりはま」自衛艦旗返納行事に参列

4月6日(金)穏やか陽春の下、横須賀船越基地F−4岸壁で試験艦「くりはま」の自衛艦旗返納行事が実施
された。行事は、来賓として地元横須賀市長、自衛隊支援諸団体の代表者等を迎え、横須賀所在の各級指揮官、
隊員の整列する中、横須賀地方総監(河村克則海将)が執行した。
 
 行事では、昭和55年4月就役以来32年間、「くりはま」艦尾に翻ってきた自衛艦旗が厳かに降下され、
「くりはま」艦長(浅野伸一2等海佐)から横須賀地方総監に返納された。昭和55年、試験艦として就役した
「くりはま」は、試験関係者が乗り組むための居住区、作業区画を有しており、当初は開発指導隊群隷下として、
その後は開発隊群の直轄艦として、機雷、魚雷、ソーナー等の各種試験に従事し、海上自衛隊の研究開発の推進
に大きく貢献した。この間航海した総行程は3万5、188マイル、総行動時間は3万9,846時間に及んだ。
 
 河村総監は、後甲板に整列する乗員に対して、長年にわたる「くりはま」の功績を讃えるとともに、最後まで
愛艦精神を発揮して除籍準備に当たった乗員の労を多とし、「くりはま」最後の乗員としての誇りを持って新配
置での活躍を祈念する訓示を行った。

湘南水交会からは、清崎会長、古賀副会長、松岡幹事長の3名が出席した。

                                       (松岡幹事長 記)

 


 



                               (古賀副会長 撮影)