海賊対処水上部隊
護衛艦「いかづち」の出港見送り

 風薫る5月を代表するような好天に恵まれた11日、第12次海賊対処水上部隊の1艦としてその任に就く
「いかづち」の出国行事が行われ、清崎会長及び落合・功刀両顧問、古賀副会長、松岡幹事長はじめ多数の会
員が湘南水交会旗を掲げ、その壮途を見送った。

 当日は、田中防衛大臣の「海賊対処行動は日本国民と国際社会と期待を担うものである。」との訓示を河村
横須賀地方総監が代読、鈴木艦長が「元気に行って無事に帰って来ます。」と河野自衛艦隊司令官に出港報告
を行った後、約180名の乗員は同乗の海上保安官4名とともに、佐藤正久参議院議員など多数の関係者及び
家族に見送られ、勇躍岸壁を後にした。なお、その中には第2代「雷」(現「いかづち」は旧海軍から通算し
て4代目)航海長をされた谷川清澄氏の姿もあった。

 ちなみに、ソマリア沖・アデン湾において、海賊対処水上部隊は同航空部隊とともに、現在まで約2,600隻
の船舶を護衛、1隻の犠牲も出していないということであり、まさに日本国民と国際社会の期待に応えている
と言える。

                                     (宮浦担当幹事 記)


   

 









                                 (古賀副会長、星担当幹事 撮影)