湘南水交会、派遣海賊対処行動水上部隊第11次隊の帰国を出迎え

 7月5日、梅雨の中休みの日に、第11次隊として派遣海賊対処行動に従事した護衛艦「むらさめ」
「はるさめ」が横須賀に帰港した。湘南水交会からは清ア会長、落合顧問、田中副会長、古賀副会長等
の会員が帰国行事に参加し、湘南水交会の横断幕を掲げ両艦を温かく出迎えた。

 同隊は山本克也第1護衛隊司令を指揮官とし、海上保安官8名及び約380名の隊員からなり、本年
1月横須賀を出港、2月に第10次隊から任務を引き継ぎ、爾来32回、188隻の船舶の護衛活動に
従事、この度帰国したものである。

 当日定時、佐藤正久参議院議員をはじめとする部内外の関係者、300名を越す家族及び「ひゅうが」
の上甲板上に整列した同
乗員等が見守る中、両艦は整斉と接岸、山本司令が河野自衛艦隊司令官に任務
を完遂し帰国した旨報告した後、乗員は半年振りの家族との再会に喜びを分かち合っていた。

 派遣海賊対処行動は平成21年3月の開始以来、約300回に亘る護衛活動を実施、その間1隻の犠
牲も無いという輝かしい実績を誇っている。これは、防衛大臣の当日の訓示にあるように「海で繋がっ
ている国々の安全を担うという崇高な任務」を自衛隊らしく淡々と遂行した賜であり、一国民としてそ
の功績を称えたいものである。

 なお、海自による海賊対処活動は7月から更に1年間延長される予定とのこと。厳しい時代の後輩の
活動に敬意を表したい。

                            (宮浦担当幹事 記)

  





                     (古賀副会長、宮浦担当幹事 撮影)