海上自衛隊厚木航空基地殉職隊員追悼式参列

平成2411月2日(金)、丹沢山地の奥に聳え立つ富士山の雪化粧が
美しく見える秋晴れのなか、第4航空群司令(森田 義和海将補)執行
のもと、海上自衛隊厚木航空基地殉職隊員追悼式が執り行われた。
 厚木航空基地の慰霊碑は平成
171028日に、厚木航空基地を含む全
国の有志隊員、海自
OBや地元の協力団体等からの寄付金により設置され
たもので、現在4名の殉職者(昭和
51年の第14飛行隊S−2Fの事故によ
り3名、昭和
54年の南鳥島航空派遣隊での体育訓練実地中の事故により
1名)が合祀されている。

式は、ご遺族の宇野様はじめ慰霊碑建立に携わった関係者、海自OB、
各協力団体等の代表ら来賓
26名及び隊員約70名が参列する中、厳かに執行
され、湘南水交会から清ア会長、松岡幹事長と小川担当幹事が参列した。
 儀状隊による敬礼(捧げ銃)のあと、森田4空群司令が、現在の海上自
衛隊が精強であるのは先輩諸氏の血の滲むような努力の賜物であること、
また志半ばで殉職された4柱の御霊の安寧を祈念するとともに、今後とも
我が国の平和と独立を守るべく与えられた任務の遂行に邁進していくこと
を誓う旨の追悼の辞を述べ、ご遺族、来賓及び隊員代表による献花のあと、
ご遺族を代表して宇野様が追悼式の謝辞に引き続き、
36年前にご主人が航
空機事故で殉職された当時の驚きと悲しく辛かった思い出を語られ、最後
に海自航空部隊の飛行安全を祈念する旨ご挨拶され、そのじんわりとした
余韻が深く心に染みるなか、式は滞りなく終了した。


              (小川担当幹事 記)

  

                          (小川担当幹事 撮影)