「厚木航空基地にて初のバーベキュー大会」

11月2日(土)、湘南水交会は厚木航空基地でバーベキュー大会を実施し親睦を深めた。今まで、部隊研修等の行事は、平日に部隊の全面的な支援を得て実施してきたが、ウィークデイに休暇を取ることもできない会員も多く、休日に部隊の支援を受けないで自分たちだけで何かできないかということで今回初の企画となった。湘南水交会に入会して厚木基地を一度も訪ねたことが無い会員もいることから、新入会員を対象として基地の紹介を兼ねてバーベキューを実施することとなった。一番の問題は厚木基地への立ち入りであったが、入門証を保有している海自OBのエスコートで入門することにした。

参加したのは、昨年4月以降に入会された会員と役員等30名で、相模大塚駅に集合した後、海自OBの私有車両6台で基地に入った。初めて厚木基地の中に入る会員にとっては、海上自衛隊と米海軍の部隊が混在する基地内の景色は珍しく、車窓から興味津々で見学しながら第3航空隊の格納庫へ向かった。当日応急待機に就いているレディークリューの案内でP−3Cを見学することができた。その折、休日にも拘らず3空司令(松本1海佐)の出迎えを受け、一同感激しながら航空機の見学を行った。見学の途中で、US−2が急患輸送のために緊急離陸するという事象もあり、はからずもUS−2の雄姿も見ることができた。

その後、ピクニックエリアに移動して、清ア会長の挨拶と乾杯でバーベキューが始まった。調理は主として山作、福本両会員が担当、現役時代に鍛えたバーベキュー技術は衰えておらず、参加者はビールを片手に焼き肉や焼きそばを頬張った。また、基地を代表して4空群首席幕僚(村上1海佐)に参加していただき、懇親の輪の中で有意義なお話を聞くことができた。最後に、本年硫黄島の遺骨収集のボランティアに参加された海自OBの森田会員から貴重な体験談を拝聴するとともに、写真を見せていただき、硫黄島での戦闘の悲惨さを再認識させられた。 

参加者の中には遥々三重県をはじめとして遠方からの参加者もあり、1500ごろ皆さん口々に「楽しかった!」と秋の休日を堪能して満足(腹)して帰路に就いた。また、会員の同行者として参加された方々には、その場で湘南水交会への入会を表明される方もあり予想外の有意義な行事となった。湘南水交会としては、今後とも、会員の親睦を図れるような行事を企画してゆきたいと考えている。
                                   (山本担当幹事記)





                              (星担当幹事 撮影)