「湘南水交会 海上自衛隊厚木航空基地殉職隊員追悼式に参列」

 平成25年11月5日(水)、日本百名山の一つである丹沢山地がくっきりと映え渡る秋晴れのなか、第4航空群司令(森田 義和海将補)執行のもと、海上自衛隊厚木航空基地殉職隊員追悼式が執り行われた。厚木航空基地の慰霊碑は平成17年10月28日に、同基地を含む全国の有志隊員、海自OBや地元の協力団体等からの寄付金により建立されたもので、現在4名の殉職者(昭和51年の第14飛行隊S−2Fの事故により3名、昭和54年の南鳥島航空派遣での体育訓練実地中の事故により1名)が合祀されている。

式は、ご遺族の宇野様はじめ近隣自治体の市長(代理)、市議会議長、慰霊碑建立に携わった関係者、各協力団体等の代表ら来賓41名及び隊員53名が参列するなか、最初に儀状隊による敬礼(捧げ銃)、黙祷のあと、森田4空群司令から「近年、国民の自衛隊に対する期待が高まっているなか、志半ばで殉職された4柱の御霊の安寧を祈念するとともに、現在の海上自衛隊が精強であるのは御霊をはじめとする先輩諸氏の血の滲むような努力の賜物であることを肝に銘じ、今後とも我が国の平和と独立を守るべく与えられた任務の遂行にまい進するとともに、末永く御霊を顕彰していくことを誓う」旨の追悼の辞が述べられ、ご遺族、来賓及び隊員代表による献花のあと、ご遺族を代表して宇野様が追悼式の謝辞に引き続き、昭和51年にご主人が航空機事故で殉職された当時の驚きと悲しく辛かった思い出を語られ、最後に海自航空部隊の飛行安全を祈念する旨ご挨拶され、その感慨の余韻が深く心に染みるなか、式は滞りなく終了した。湘南水交会から清ア会長と小川会員(歴代群司令)が参列した。
                                                          (小川会員 記)




                                               (小川会員 撮影)