平成25年度湘南水交会総会・防衛講演会・懇親会を開催

湘南水交会は、6月2日(月)、横浜のホテルにおいて、平成25年度湘南水交会総会・防衛講演会・懇親会を開催した。

先ず、昨年4月以降に物故者となられた30名の会員のご冥福を祈り、「国のしずめ」の流れる中、物故者の氏名を読み上げ黙祷を捧げた。その後、叙勲の栄に浴された11名の会員を披露した。

総会は、清ア会長の開会挨拶の後、@平成25年度の活動報告及び収支計算書並びに監査報告に関する報告の件、A平成26年度の活動計画及び収支予算書に関する報告の件、B平成26年度湘南水交会役員等(案)の選任を求める件の3個議案が報告・提案され、いずれも了承された。

続いて、表彰状・感謝状の贈呈等に移り、会勢拡充に尽力された高鹿、古賀、三澤会員へ表彰状が、今期で退任する阿武顧問、加藤監査担当幹事、宮浦企画統括担当幹事へ感謝状が贈呈され、新規に役員として選任された松岡副会長、植月幹事長、小川・安田・瀧川幹事、森川・植松・市川担当幹事が紹介された。

次に、新会長委嘱式及び感謝状贈呈が行われ、水交会本部の夏川会長より、湘南水交会の次期会長となる光中副会長へ湘南水交会会長への委嘱状が、そして、清ア前会長へ感謝状が手渡された。

最後に、連絡事項として、史跡巡り同好会の世話役について、軽部会員から古賀副会長に引き継がれたことを連絡し、総会は終了した。 

総会に引き続いて、航空集団司令官の佐藤誠海将を講師に迎え、「我が国の安全保障上のトピックス―海上航空部隊の視点から―」と題した防衛講演会を開催した。

第1部は情勢認識として、@軍事情勢概観、A北朝鮮情勢、B中国軍事情勢について最近の事例をビジュアルに紹介しながら整理・説明された。

第2部は安全保障上のトピックスとして、@防衛計画等の概要、A海上防衛力の意義・特性・役割、B海上自衛隊の活動の概要及びC海自航空部隊の最近の活動等について簡潔に事例を交えて説明・紹介され、最後に、昭和33年の防大1期卒業式における吉田総理の訓示及び平成25年の防大57期卒業式における安倍総理の訓示を引用・比較するとともに最近の自衛隊に対する印象として「良い印象」が90%を超え、「悪い印象」が約5%の一桁台となった事例を紹介し、「諸先輩や我々の60年間の努力の成果」であり、「この旗の国に生まれ、この旗の国に育ち、この旗の国を守る」との決意を述べられ、1時間30分の講演時間を終えた際には参加した90名を超える会員から盛大な拍手が沸きあがった。

 防衛講演会に引き続いて懇親会が催された。光中新会長の懇親会開催の挨拶の後、来賓代表として潜水艦隊司令官の鍛冶海将及び水交会本部の夏川会長からお言葉を頂き、航空集団司令官の佐藤海将の乾杯の音頭で始まり、終始、和気藹々とした懇談が繰り広げられ、午後7時半、田中副会長の中締めで、盛会のうちに懇親会は終了した。 

                                   (鈴木担当幹事 記)


 

 

 

 

                               (鈴木担当幹事 撮影)