鶴岡八幡宮雪洞（ぼんぼり）祭「吹奏楽の夕」を支援

　鶴岡八幡宮ぼんぼり祭初日の８月６日（日）、１７：００から１７：５０の間、本宮を臨む舞殿前で海上自衛隊横須賀音楽隊による奉納演奏「吹奏楽の夕」が開催された。

この奉納演奏は、昭和５０年鎌倉水交会主催で始まり、平成１５年からは、鎌倉商工会議所と鎌倉市観光協会の共催、湘南水交会と鎌倉防衛協会が協力し実施されており、「ぼんぼり祭」の開幕イベントとして今年で３７回目となる。

当日は、落合顧問、功刀顧問、光中湘南水交会会長、田中同副会長、古賀同副会長、植月同幹事長ほか４名の幹事等が、この演奏会を支援した。

　「ぼんぼり祭」は、毎年８月の立秋の前日から９日まで行われる鎌倉の風物詩とも言える祭りであり、鎌倉を訪れる人たちに少しでも鎌倉の文化に触れて貰うため、高浜虚子、里見�ｸなどが発起人となり、鎌倉ペンクラブをはじめ、鎌倉在住の名士の協力を得て昭和１３年から始められ、今年で７６回目となる。祭りの期間中、鎌倉在住の文化人をはじめ各界の著名人の揮毫による書画がぼんぼりに仕立てられ、参道に奉納、展示されている。

回顧展では平山郁夫、松本幸四郎等の書画が展示され、さらに今年は、山本富士子、みのもんた、宇宙飛行士の山崎直子、ワールドカップで活躍したメンバーの似顔等、およそ３５０点が奉納されていた。

　横須賀音楽隊、隊長樋口３等海佐以下４０名の隊員は、午後２時過ぎに到着するや、猛暑の中、手際良く舞殿前に演奏会場を設置し演奏に臨んだ。

演奏が始まるまでに、会場周辺と本宮へ続く大石段は約８００人の市民と観光客に埋め尽くされた。

１７：００から総合司会の浜田さんから横須賀音楽隊の活動等が紹介され、その後、鶴岡八幡宮国生禰宜の挨拶が行われた。

「吹奏楽の夕べ」は、横須賀音楽隊の司会進行で「ディズニー・ファンティリュージョン」を皮切りに、大河ドラマ「軍師官兵衛」メイン・テーマ、「ブランニューデイ」等次々と演奏され、素晴らしい演奏にアンコールの拍手が鳴り止まず、最後は行進曲「軍艦」が聴衆の手拍子と共に演奏され、吹奏楽の夕べの幕を閉じた。

　演奏会終了後、薄暗くなりかけた境内のぼんぼりに巫女さんが一つ一つローソクを灯しはじめ、夜の帳に包まれると立ち並ぶ数百のぼんぼりの明かりが境内にゆれ、幻想的な風情を醸し出していた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（近藤担当幹事　記）

　







（星担当幹事・ 檜森横須賀支部会員　撮影）