海賊対処行動航空部隊(第17次)
             及び派遣海賊対処行動支援隊(第2次)壮行会     

 9月24日(水)、湘南水交会(会長:光中義隆)は、ジプチ共和国に派遣される海賊対処行動航空部隊第17次隊(指揮官 草野信也2等海佐)及び本年7月から組織された派遣海賊対処行動支援隊2次隊(指揮官 飯塚祥平1等海佐:現地赴任済)の壮行会に参加した。

ソマリア沖・アデン湾は、アジアとヨーロッパを結ぶ海上輸送の大動脈であり、毎年、我が国に関係のある約2,000隻を含む、およそ20,000隻の船舶が通過していると言われており、近年この地域で海賊による被害が拡大していることから、防衛省は護衛艦2隻及びP-3C哨戒機2機をもって、周囲を航行する民間商船等に随時情報を提供し安全な航行を図っている。

海賊対処行動航空部隊の活動は、今回で17次隊となり、厚木基地からは5回目の派遣となる。また本年7月に組織改編され編成された派遣海賊対処行動支援隊の厚木基地からの派遣は、今回が初めてとなる。搭乗員、整備員及び支援隊の任務に携わる海上自衛官約130名と基地警備を担当する陸上自衛官約50名約180名の自衛官が派遣される。

日本はめっきり朝夕が涼しく過ごしやすくなってきたが、17次隊等が任務を遂行するソマリア沖は、日本の夏場とは比較にならない過酷な環境である。

壮行会は、基地周辺自治体の首長である綾瀬市長及び大和市長、並びに支援団体、家族等が参加し盛大に行われ、綾瀬・大和両市長から、「健康に留意され、日本の国益のためにしっかり活動してきて頂きたい。」との激励があり、また湘南水交会からも光中会長、田中・古賀副会長、植月幹事長他が参加し、隊員を激励した。

草野指揮官からは、壮行会へのお礼と任務を完遂し元気で帰国するとの挨拶があり、会場から大きな拍手が沸いていた。

出国は、10月1日()及び10日(金)の予定であり、2機のP-3Cと民間チャーター機で現地に向かう予定である。       
                     (小松担当幹事 記)


 

 

 

                                 (星担当幹事 撮影)