海上自衛隊厚木航空基地殉職隊員追悼式に参列

平成26117日(金)、丹沢の山々も澄みきった秋晴れのなか、第4航空群司令(二川達也海将補)執行のもと、海上自衛隊厚木航空基地殉職隊員追悼式が執り行われた。
 厚木航空基地の慰霊碑は、平成
171028日に同基地を含む全国の有志隊員、海自OBや地元の協力団体等からの寄付金により建立されたもので、現在4名の殉職者(昭和51年の第14飛行隊S2Fの事故により3名、昭和54年の南鳥島航空派遣隊での体育訓練実地中の事故により1名)が合祀されている。

式は、ご遺族の宇野様はじめ近隣自治体の市長(代理)、市議会議長、慰霊碑建立に携わった関係者、各協力団体等の代表ら来賓26名及び隊員65名が参列するなか、最初に儀状隊による敬礼(捧げ銃)、黙祷のあと、二川4空群司令から「厚木飛行場に海上自衛隊が移駐して早や43年の月日が経過、この間、無事に任務を遂行することができたのは、志半ばで殉職された4柱の御霊をはじめとする先輩諸氏の血の滲むような努力の賜物であることを肝に銘じ、今後とも我が国の防衛という崇高な使命を果たすべく日夜訓練に励み精強な部隊の育成に努めるとともに、御霊のご功績を末永く語り継いでいくことをお誓いする」旨の追悼の辞が述べられ、ご遺族、来賓及び隊員代表による献花のあと、ご遺族を代表して宇野様が追悼式の謝辞に引き続き、昭和51年にご主人が航空機事故で殉職された当時の悲しく辛かったことに触れられ、またその後多くの方々に励まされて今日まで生きてこられたことに心から感謝申し上げる旨ご挨拶され、その感慨の余韻が深く心に染みるなか、式は滞りなく終了した。湘南水交会から光中会長と小川幹事(慰霊碑建立時の4空群司令)が参列した。                       

                           (小川幹事 記)





(小川幹事 撮影)