派遣対処行動水上部隊(第19次)帰国行事参列

 「パパー おかえりー」という幼い女の子の声が、半年に及ぶ任務航海の労苦を偲ばせる傷を船体に残したままの「おおなみ」「たかなみ」を出迎えた。

 27125日(土)、湘南水交会 副会長古賀健詔以下役員5名は派遣海賊対処行動水上部隊(第19次隊)の帰国行事に参列した。

 部隊指揮官(第6護衛隊司令 大川努1佐)以下、護衛艦「たかなみ」「おおなみ」は、昨年の715日に出港、同乗の海上保安官とともにソマリア沖・アデン湾において海賊対処任務に従事した。今次派遣においては、商船の護衛任務に成果を収めた他、派遣部隊初のEUNATOとの協同訓練を行った。更には帰国途上、カリマタ海峡周辺海域において、1231日から年明けの19日までの間、国際緊急援助活動として、マレーシアのエア・アジア航空8501便の捜索・救助活動に従事した。このため、横須賀の入港は当初の計画よりも1週間遅れとなった。

 帰国行事では多くの家族、支援団体、関係者が出迎え、原田憲治防衛政務官、派遣部隊の指揮官である鮒田英一自衛艦隊司令官が挨拶・訓示で部隊の成果を称えるとともに長い航海を慰労した。                     
 
                                     (安田幹事 記)

 

   

                             (安田幹事 撮影)