海賊対処行動水上部隊(第21次)帰国行事に参列

 

27年8月30日(日)、湘南水交会(会長:光中義隆)は、副会長古賀健詔以下役員6名をもって、派遣海賊対処行動水上部隊(第21次隊)の帰国行事に参列した。

今回派遣される海賊対処行動水上部隊は、第1護衛隊司令(中筋 篤1佐)を指揮官とし、横須賀を母港とする「むらさめ」、「いかづち」の2隻に司令部要員を含む約380名の海上自衛官と8名の海上保安官で構成され、本年の3月に横須賀を出港、ソマリア沖・アデン湾において海賊対処任務に従事していた。

今次派遣期間は、現地でも一番厳しい季節となり、気温50度にも上昇するという過酷な環境の中、アデン湾における商船の護衛任務にもとより、帰路の途中、安全保障環境が厳しくなりつつある南シナ海において、フィリピン海軍と協同訓練を行う等、多大な成果を収めての帰国となった。     

帰国行事には、降りしきる雨の中、石川博崇 防衛政務官、基地周辺自治体の首長等、並びに支援団体、家族等が参加し盛大に行われ、中筋指揮官から、帰国報告の後、政務官から労いの言葉と内閣総理大臣表彰が伝達された。

待ちわびた幼い子から「お父さん おかえりー!」という声が、半年に及ぶ任務にあたった隊員と航海の労苦を偲ばせる赤さびが出た「むらさめ」「いかづち」の船体に一番の労いの言葉となっていた。

                                 (小松担当幹事 記



(小松担当幹事 撮影)