御遺骨(ソロモン諸島)引渡し式参列

10月10日(水)、功刀顧問、古賀副会長以下7名の会員は、護衛艦「さざなみ」でビスマーク・ソロモン諸島からご帰還された88柱の御遺骨をお迎えに、横須賀総監部岸壁での遺骨引き渡し式に参列しました。

 式では、隊員に捧持された桐箱の御遺骨が厚生労働省職員に手渡され、式典上の仮安置台に安置された後、厚労副大臣、外務政務官、防衛政務官、自衛艦隊司令官、横須賀地方総監の順に献花。各政党代表国会議員の他、遺族会や遺骨帰還推進団体、防衛協力関係団体の多くの皆様も献花され、厳粛かつ胸を打つ帰還式でした。

 なお、海上自衛隊横須賀音楽隊により「さざなみ」から祖国に降り立つ時は「海ゆかば」、式が終わり式場を離れる時は「里の秋」が奏楽され、式参加者の涙を誘いました。里の秋は、まさに「南方戦線に従軍した父の帰りを待つ、母子の心を歌った唱歌」なのだそうで、胸に詰まるものがあります。 


1 静かな静かな 里の秋

  お背戸(せど)に木の実の 落ちる夜は

  ああ 母さんと ただ二人

  栗の実にてます 囲炉裏ばた

 

2 明るい明るい 星の空

  泣き泣き夜鴨(よがも)の 渡る夜は

  ああ 父さんの あの笑顔

  栗の実たべては おもいだす

 

3 さよならさよなら 椰子の島

  お舟にゆられて 還(かえ)られる

  ああ 父さんよ ご無事でと

  今夜も母さんと 祈ります

 

(堀 担当幹事 記)


 

(堀 担当幹事 撮影)