令和元年度全国戦没者慰霊大祭及び神奈川県戦没者追悼式に参列
令和元年に44回を数える慰霊大祭。幕末動乱期から大東亜戦争まで國家のために尊い命を捧げた250万人にのぼる英霊に対して感謝の誠を捧げる儀式が連綿と行われている。
英霊にこたえる会は東京に中央本部、都道府県ごとに本部を置いている。水交会は中央本部の、湘南水交会は英霊にこたえる会神奈川県本部の「参加団体」として位置づけされている。
参列者は拝殿に通され9時からの儀式を待つ。例年600名が参列されているとのこと。参列者にはこの後日本武道館で行われる全国戦没者追悼式へ参加される方がいらっしゃる。開式の辞の後、拓殖大学吹奏楽部の演奏に合わせ国歌斉唱と一連の儀式が始まる。祭文は英霊にこたえる会会長 寺島泰三氏が奏上され、偕行合唱団が献楽を行った後、参列した団体ごと本殿へ赴き代表が玉串奉奠、黙祷を行う。参列者全員が本殿参拝を終えると儀式は終了。
境内に戻ると蒸し暑いなか老若男女、多くの人々がお参りのため拝殿前に並ばれている。後日、靖国神社には15日だけで48、000を超える参拝者を数えたと聞かされた。
受付から儀式終わりまで約2時間弱を靖国神社で過ごし、「今日の我が國日本の繁栄は尊い犠牲の上に築かれている」という感謝の言葉が如実に感じられるとても良い機会となった。
同日、神奈川県戦没者追悼式(主催;神奈川県遺族会)が神奈川県戦没者慰霊堂において開催され、湘南水交会から山本会長が参列した。
追悼式には黒岩神奈川県知事をはじめ、県選出の国会議員、県議、市議、県職員の他、関係団体の代表者、神奈川県遺族会の会員等、約160名が参列した。11時30分から始まった追悼式は、国歌斉唱、岩田神奈川県遺族会会長の式辞、黒岩神奈川県知事、梅沢神奈川県議会議長の追悼のことばののち、献花が行われた。11時58分になると、献花が一時中断され、会場内に設置されたテレビに日本武道館で行われている全国戦没者追悼式の模様が映し出され、これに合せ正午から1分間の黙とう、そして天皇陛下のおことばを拝聴した。その後、再度献花が行われ、12時30分に閉式となった。
神奈川県戦没者慰霊堂は、昭和27年の対日講和条約の発効を機に、明治以降の戦没者、戦災死者を追悼するとともに、県民の平和愛好の象徴として建設され、戦没者及び戦災死者5万8千余名の名簿が納められ、遺族の心のよりどころとなっているそうで、上大岡駅からほど近い丘の上に設置されている。
(山本会長 撮影)