令和4年度海空会慰霊祭に参列

10月1日(土)、海軍航空殉職者慰霊祭(通称、海空会慰霊祭)が東郷神社の境内霊社「海の宮」において執り行われ、湘南水交会からは中田会長ほか1名が参列した。
 慰霊祭には杉本水交会理事長ほか、東郷会、うみどり会、航翔会、下総水交会等の代表者など約10名が参列し、清々しい秋晴れのもとでの慰霊祭となった。

海軍航空創設以来、航空殉職者の全ての慰霊は茨城県霞浦神社にお祀りされてきた。社殿の老朽化に伴い、昭和30年に建設された慰霊塔のもとで慰霊祭が行われ、昭和47年「海の宮」の創建の際に祀られた以後、当地において慰霊祭が行われてきている。
 時が経つにつれご遺族の参列が皆無となったため、東郷神社からの依頼により、平成28年以降うみどり会等の参列が始まった。湘南水交会は令和元年に初めて参列、令和2年、3年とコロナ禍により参列者が限定されたため今回が2度目の参列となった。

ロシアによるウクライナ侵攻の最中、ウクライナ東部4州をロシア領とする一方的な宣言の時機と海空会慰霊祭が重なった。これまでの戦況からはウクライナ、ロシア双方共に一定レベルの戦闘力を継続発揮することの難しさを提示している状況が察せられ、防衛力を育て維持することは並大抵のことでは無いと改めて思い知らされる。大東亜戦争中、敵の将兵の心胆寒からしめた帝国海軍航空部隊の存在。優れた操縦技術を持つ搭乗員の養成と航空戦に強い航空機の開発に心血を注ぐなかで幾多の犠牲が伴ったことに頭を垂れ感謝と敬意を表する場、海空会慰霊祭、OB・現役を問わず多くの日本人に留めて欲しいと思える時間となった。  (淵之上副会長 記)

 
  
  (岡田広報担当幹事 撮影)