令和4年度厚木航空基地殉職隊員追悼式に参加 

令和4年10月28日(金)、厚木航空基地慰霊碑前において殉職隊員追悼式(執行者:金山第4航空群司令)が行われ、湘南水交会から中田会長が参加した。 

 厚木航空基地の慰霊碑は、平成17年10月28日に同基地を含む全国の有志隊員、海自OBや地元の協力団体等からの寄付金により建立されたもので、現在5名の殉職者(昭和51年の第14飛行隊S−2Fの事故により3名、昭和54年の南鳥島航空派遣隊での体育訓練実地中の事故により1名、平成27年の硫黄島格納庫内での事故により1名)が合祀されている。 

追悼式は慰霊碑が建立された平成17年から毎年この時期に行われており、今年は、昭和51年に殉職された宇野1尉のご遺族(奥様、ご子息、ご令孫)はじめ、佐藤座間市長、大和市副市長、綾瀬・大和市議会議長、慰霊碑建立に携わった関係者及び各協力団体等代表の来賓、並びに松本空団司令官はじめ厚木航空基地所在各隊司令及び幹部・海曹士代表の隊員等、総勢約100名が参列した。
 金山4空群司令から「当地で海上自衛隊が活動をはじめて早や51年、名実ともに第一線航空部隊の責務を果たしてきたが、その陰には志半ばで殉職された御霊の尊い犠牲とご家族の悲しみがあったことを忘れていない。このような不幸な事態が再び起こる事が無いよう最善を尽くすと共に、尊い犠牲を無にすることなくご遺志を受け継ぎ我が国の防衛という重大な任務達成の決意を改めて誓う。」旨の追悼の辞が述べられ、ご遺族、来賓及び隊員代表による献花及び弔銃発射のあと、ご遺族を代表して宇野様のご子息が謝辞を述べられた。
 新型コロナの影響で来賓を含むフルの追悼式は3年ぶりであったが、参加隊員の行動は節度があり、殉職隊員の慰霊と共にこれ以上の犠牲者を出さないという決意を新たにする清々としたひと時となった。(中田会長 記)


  
 (中田会長 撮影)