令和5年度遠洋練習航海部隊の出国行事に参加

 令和5年5月25日()、横須賀地方総監部逸見岸壁において令和5年度遠洋練習航海部隊(練習艦隊)の出国行事が行われ、湘南水交会から中田会長と行事同行希望者の中で当選された有志会員1名が参加した。

 初めに、鈴木防衛事務次官が「本航海で国際感覚を養い、広い視野を身に着けるとともに、日本の代表として訪問国との更なる友好親善を増進してほしい。戦後最も厳しく複雑な安保環境に対峙していく中で、これからの時代を担うに相応しい幹部自衛官として大きく成長することを期待する。」旨の浜田防衛大臣訓示を代読した。
 次に、酒井海幕長からは「先般、岸田内閣総理大臣はインド訪問時のスピーチにおいて『海上自衛隊を自由で開かれたインド太平洋地域における平和と安定に貢献する部隊である』と述べられた。隊員一人一人がその一員であることを認識し帰国まで全力を尽くせ。本航海を通じて、海を知り、潮気とユーモアを備えた強い精神と良きリーダーシップを育むことを期待する。」旨の壮行の辞があった。
 続いて、訪問国大使、国会議員等、並びに外務省・米海軍等からの来賓紹介、花束贈呈、今野練習艦隊司令官の出国報告の後、横須賀音楽隊による軍艦行進曲及び来場者の拍手に見送られながら実習幹部及び乗員が整斉と行進し乗艦、速やかに出航していった。 

 今野海将補率いる練習艦隊は、練習艦「かしま」及び練習艦「はたかぜ」により編成され、実習幹部約160名(うち女性約20名)を含む総勢約560名が、約5カ月にわたり北米・中米・南米等、8か国11寄港地を巡るとのことである。 

 帰国は新型コロナウイルス感染症の前と同様の時期である10月20日とのことであり、実習幹部及び乗員のご家族と共に、長い航海に旅立つ遠洋練習航海部隊の安全と健闘を祈りながら帽振れにて見送った。    (中田会長 記)


 

 

 (中田会長 撮影)