令和5年度インド太平洋方面派遣部隊護衛艦「いずも」出国行事に参加  

 令和5年5月31日(水)、横須賀基地逸見岸壁において令和5年度インド太平洋方面派遣部隊の護衛艦「いずも」出国行事が行われ、湘南水交会から中田会長が参加した。
 本派遣は今回で7回目となるが、急速に複雑化・不安定化の傾向を強めるインド太平洋地域において我国が推進する法の支配に基づく海洋秩序と自由で開かれたインド太平洋の実現に資するべく平成29年度から実施されている。
 その目的は、インド太平洋地域の各国海軍等との共同訓練等を実施し、戦術技量を向上させるとともに、各国海軍等との相互理解の増進、信頼関係の強化及び連携の強化を図り、地域の平和と安定に寄与することである。
 式典では、齋藤自衛艦隊司令官から、「ロシアのウクライナ侵略が続く中、本派遣にはこれまで以上に『力による一方的な現状変更の試みは許さない』という我が国の強い意志と、志を同じくする国々との強い絆を示すことが求められる。各自はこのことを胸に刻み一人一人が日本代表の一員であるとの自覚を持って様々な訓練等に臨んでもらいたい。」旨の壮行の辞があり、来賓の紹介に続いて、西山第1護衛隊群司令の第1水上部隊の出国報告の後、乗員が整斉と乗艦し出航していった。

 令和5年度インド太平洋方面派遣(Indo-Pacific Deployment 2023I PD23)は、今回出国した第1水上部隊(護衛艦「いずも」「さみだれ」「しらぬい」等、約880名)の他、金刺掃海隊群司令率いる第2水上部隊(輸送艦「しもきた」及びLCAC等、約140名)、櫻井くまの艦長率いる第3水上部隊(護衛艦「くまの」、約90名)及び潜水艦部隊、並びに陸上自衛隊(一部訓練)が参加し、約4か月間に亘って、インド太平洋の17か国を訪問するとともに、日米豪韓共同訓練(Pacific Vanguard 2023)、日印共同訓練(JIMEX 2023)Pacific Partnership 2023、米豪主催多国間共同訓練(Talisman Sabre 2023)、及び日米印豪共同訓練(MALABAR2023)等に参加する予定とのことである。

 航海の安全と任務の完遂を祈り見送った。    (中田会長 記)


 

 

 (中田会長 撮影)