第45次派遣海賊対処行動水上部隊護衛艦「いかづち」出国行事に参加

 令和5年6月3日(土)、船越基地旧自衛艦隊大会議室(雨天のため)において第45次派遣海賊対処行動水上部隊護衛艦「いかづち」の出国行事が行われ、湘南水交会から中田会長が参加した。
 海賊対処行動は、平成21年3月に第1次隊が派遣されて以来、約14年が経過し、この間、護衛回数900回を超え、4000隻以上の船舶の護衛を実施し、その成果は国内外から高い評価を得ている。
 式典では、初めに、齋藤自衛艦隊司令官から第45次隊の編成が宣言され、「今回から、これまで護衛隊司令が担ってきた水上部隊指揮官を、護衛艦艦長が担うこともある。」ことが述べられた。続いて「これまでの評価は、派遣各部隊が厳しい環境の中、昼夜を問わず厳格に任務に取り組んできた賜物であり、諸官は乗艦する海上保安官と緊密に連携し、海賊対処に加え、中東地域における日本船舶の安全確保に必要な情報収集活動の任務に、各人が誠実に取り組んで任務の完遂に邁進してもらいたい。」旨の訓示と、ご家族のご理解に対する感謝の言葉があった。
 次に、渡邉海上保安庁警備救難部長のご来賓代表挨拶、池谷全日本船員組合国際局長・上地横須賀市長等の来賓紹介、並びに田中いかづち艦長の「任務海域に向け出発します。派遣隊員一丸となって明るく・楽しく任務完遂に努めます。」との出国報告の後、乗員が行進して乗艦していった。 

 会場が狭いため子供さんを含めご家族と一緒に並んでいた乗員が、次々に行進して乗艦していく様子は、和やかで温かい見送りの式典となった。約半年間の長期派遣における航海の安全を祈る。(中田会長 記)


 

 

 (中田会長 撮影)