令和５年度　湘南水交会総会・防衛講演会

総　会

令和５年６月９日（木）、やまと芸術文化ホール「シリウス」（神奈川県大和市）において、令和５年度湘南水交会総会・防衛講演会を開催しました。

総会に先立ち、先の大戦で戦没された方々、創立７１年を迎えた海上自衛隊において殉職された方々、そして昨年度総会以降にご逝去された１２名の湘南水交会会員の方々のご冥福を祈り、喇叭「国の鎮め」の中、参加者総員で黙祷を捧げました。

その後、前回の総会以降に叙勲の栄に浴された４名の会員を披露するとともに、河野克俊水交会理事長からの祝辞を披露しました。

総会は、中田芳基会長の挨拶の後、「令和４年度活動報告及び収支計算書並びに監査報告」及び「令和５年度活動計画及び収支予算書」について報告するとともに、「令和５年度湘南水交会役員（案）」について選任を求め満場の拍手で了承されました。

今年度からの新任役員として平まりお（生徒２４期）さんが紹介され、「同じ生徒出身の三澤幹事の後をしっかり引き継ぎます」との力強い挨拶がありました。

次いで、今年度退任する三澤征治幹事に対して感謝状の贈呈（当日、ご欠席になられた瀧川優剛幹事に対しては、業績をご紹介しました。）の後、連絡事項として各種行事の紹介などを行い、今年度総会は滞りなく終了しました。

今年度の総会においては、コロナ対策としてのマスクの着用は個人の判断としましたが、座席の間隔を一つおきとする対策等をとりました。参会された５１名の会員が総会前後の時間で、会場のあちらこちらで旧交を温めあう姿も見られました。

　
中田会長の挨拶　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　三澤幹事への感謝状贈呈

平　新役員の紹介・挨拶

防衛講演会

総会に引き続き、航空集団司令官松本完（まつもとたもつ）海将を講師にお迎えし、「安全保障環境と海自航空部隊の活動」と題して防衛講演会を開催しました。

講演は、我が国周辺各国の分析に基づく安全保障環境に始まり、防衛３文書を受けた海自航空部隊の防衛力整備や部隊の活動について、イメージしやすい絵などを用いながら１時間に亘って行われました。

湘南水交会の会員は海自OBばかりでなく有志会員も海上防衛に関する意識が極めて高く、講話内容を越えて自衛官募集や隊員の防衛意識など20分以上に渡る活発な質疑応答が行われました。

情報漏洩対策もあり講演内容には様々な制約もあったでしょうが、公刊情報等を元に分かりやすく整理された資料と松本司令官の平易かつ軽妙な語り口により、会員は海上防衛に係る知見などを大いに深めることができました。

　
松本空団司令官の講演

令和５年度　湘南水交会懇親会

今年度は、４年ぶりとなる懇親会を大和市内「北京飯店」において開催し、防衛講演会講師の松本空団司令官、第４航空群司令・金山哲司（かなやまてつじ）海将補、厚木航空基地隊司令・袴田重征（はかまたしげゆき）１佐、空団先任伍長・清水顕（しみずけん）海曹長、４空群先任伍長・美濃一貴（みのかずき）海曹長、さらに横須賀地方総監代理として管理部長・塚越康記（つかごしやすのり）１佐の計６名の現役隊員の参加を得るとともに、河野克俊（かわのかつとし）水交会理事長を始め家族会や協力会等代表の方々に御来賓として参加を頂きました。

懇親会の開会前に、河野水交会理事長より、退任する中田会長に対して感謝状が贈られるとともに、新任の眞木信政（まきのぶまさ）会長に委嘱状が手渡されました。

懇親会は、眞木新会長の湘南水交会らしいユーモアあふれる会長就任の決意表明に始まり、松本司令官の「（久しぶりの懇親会への参加で）緊張しています」と笑いを誘うご挨拶、そして河野水交会理事長の乾杯のご発声で懇談となりましたが、ウェルカムドリンクの助走もあってか、一気に各テーブルでの会話が盛り上がり、１時間30分の懇談時間は瞬く間に過ぎていきました。中締めの乾杯に立たれた金山４空群司令は、これまた海自の搭乗員らしいスマートな乾杯ご挨拶で今回の懇親会を明るく締められましたので、多くの会員は話の興奮も冷めやらぬ中での帰路となりました。

コロナ禍もようやく終息の気配を見せ、４年ぶりに開催できました懇親会では、参加した会員が会員同士や現役自衛官との会話に笑顔が絶えることなく打ち解けあい、このような懇親の場の大切さを改めて感じるとともに、眞木新会長のもと、湘南水交会の様々な活動を活発化して会の目的達成を目指していくことを心に誓う会となりました。　　（岡田広報担当幹事　記）

　
　中田会長への感謝状贈呈　　　　　　　　　　　　　　　　　　　眞木新会長への河野水交会理事長から委嘱状手交

　河野水交会理事長による乾杯

　
　懇親会

　金山４空群司令による中締め

　　　　　　　　　　　　　　（岡田広報担当幹事　撮影）