第48回全国戦歿者慰霊大祭参列

令和5年8月15日、「第48回全国戦歿者慰霊大祭」が英霊にこたえる会(会長:古庄幸一元海上幕僚長)によって執行され、水交会湘南支部(湘南水交会)から眞木支部会長が参加しました。

英霊にこたえる会は、昭和51年6月、英霊に対する国・国民のあるべき姿勢を確立する為の国民運動を展開する任意団体として発足し、東京に中央本部を、都道府県ごとに本部を置いており、水交会は同会の参加団体として位置づけられています。例年、湘南水交会は、英霊にこたえる会神奈川県本部を通じてご案内を頂き参加してきましたが、令和2年以降コロナ禍で関係者のみの実施となっていた為、本年は4年振りの参加となりました。

國神社には、戊辰戦争、西南戦争等、近代日本の出発点となった明治維新遂行のために命を落とされた方々をはじめ、明治維新のさきがけとなって斃れた坂本竜馬、吉田松陰、高杉晋作、橋本左内といった幕末の志士達、日清戦争・日露戦争・第1次世界大戦・満州事変・支那事変・大東亜戦争等の対外事変や戦争に際し、尊い生命を捧げられた方々等、約250万の御霊が祀られており、その中には軍人ばかりでなく、戦場で救護の為に活躍した従軍看護婦や女学生、勤労動員中に亡くなられた学徒など、軍属・文官・民間の方々も数多く含まれ、その当時、日本人として戦い亡くなった台湾及び朝鮮半島出身者やシベリア抑留中に死亡した軍人・軍属、大東亜戦争終結時にいわゆる戦争犯罪人として処刑された方々なども同様に祀られています。(國神社HP参照)

当日は、参集殿に集合し、午前9時に拝殿において開式、国歌斉唱、修祓(しゅばつ:神様をお招きする前に心身の罪穢れを祓うこと)、献饌(けんせん:お招きした神様に祭壇のお供え物を食べて頂く儀式)、神職による祝詞奏上(のりとそうじょう)、古庄会長による祭文奏上(さいもんそうじょう)が行われた後、本殿に移動して代表者3名(古庄会長、尼子統合幕僚長代理、水落日本遺族会会長)による玉串奉奠(たまぐしほうてん)が行われ、参加者は代表に合わせて拝礼しました。

台風7号の影響が心配される中での開催でしたが、当日は多少の降雨は有ったものの大きな天候の崩れもなく、先の大戦において日本が無条件降伏したことが玉音放送によって国民に伝えられたこの日に、幕末動乱期から先の大戦に至るまで、「この国安かれ」との一心で国の為に尊い生命を捧げられた多くの英霊に尊崇の念を捧げる機会を得ることができ、大変清々しく、心落ち着く時間を過ごすことができました。   (眞木支部会長 記)