遠洋練習航海部隊帰国行事に参加

令和5年10月20日()、東京都中央区の晴海ふ頭において遠洋練習航海部隊帰国行事が行われ、湘南水交会会長代理として有志会員4名の方々と共に参加してきました。

練習艦「かしま」「はたかぜ」の自衛艦旗が強い南風にたなびく中、今野泰樹 練習艦隊司令官による帰国報告により行事が開始され、その後、宮沢博行 防衛副大臣や酒井了 海上幕僚長から、本航海の慰労と今後の更なる発展を期待する旨の訓示がなされました。また来賓の辻清人 外務副大臣からは外交上の大きな成果に対する感謝の言葉がありました。

今次の遠洋練習航海部隊は、8か国11寄港地への入港を含む149日にわたる航海を完遂し、535名全員が無事に帰国されたとのことです。参列していた実習幹部のご父兄や奥様(恋人?)が顔をほころばせて行事を見守る姿が印象的でした。

また同行事のあと、実習幹部の見送り行事が行われ、今野司令官をはじめ各艦乗員が艦上で整列する中、160名の実習幹部は済々と退艦し、赴任する各部隊に立派に巣立っていきました。今後の彼らのご活躍を心から祈った次第です。

なお行事が行われた晴海ふ頭は、以前と全く様相が変わっていました。このエリアは2021年に開催された東京オリンピック・パラリンピックの選手村が建設され、その後、タウンネームを「HARUMI FLAG(晴海フラッグ)」として、現在は大規模なマンション群や、道路や商業施設などのインフラ整備が急ピッチで進められています。来年の帰国行事の際には、ふ頭に隣接するマンションのベランダから、多くの日の丸と自衛艦旗の小旗が振られる光景が見られるかもしれません。(益田幹事長 記)


  

  

  (益田幹事長 撮影)