「派遣海賊対処行動航空隊1次要員帰国行事」に参加

10月12日(月)派遣海賊対処航空隊(司令・福島博1佐)P-3C2機は、海上自衛隊厚木航空基地に無事帰投した。
 
 5月28日(木)厚木航空基地を
出発、東アフリカのジブチに進出し、6月からアデン湾の監視飛行を行っていた派遣海賊対処航空隊(陸自隊員約50人を含む約150人)が、約4ヶ月半の任務を完遂し、10月12日帰国、同日、厚木航空基地で帰国行事が行われた。
 航空隊1次隊は、6月21日から10月4日までに74回の監視飛行(総飛行時間約590時間)を実施。その間に確認した商船数は約5,000隻、海賊対処水上部隊の護衛艦や外国の艦艇、民間商船への情報提供は、400件以上に上った。なお、他の派遣隊員は、羽田空港に帰国した。
 
 帰国行事は、第3航空隊の格納庫で行われ、福島司令が「ソマリア沖海賊対処の任務を果たした誇りと支援への感謝の気持ちを胸に帰国しました。」と帰国報告をした。

 これに対し杉本自衛艦隊司令官は、「航空部隊としては、海自始まって以来の海外展開であり、現地では海・陸の統合任務部隊としての対処だったが、厳しい環境下で74回の警戒監視飛行を実施し、諸外国の艦艇や船舶に情報を提供、多くの船舶が無事に通行した。これは国内の船舶運航事業者、商船乗組み員のみならず、世界各国からも高い評価を得ている。」と訓示され、派遣部隊の労をねぎらった。

 本帰国行事に湘南水交会から功刀会長を始め、落合顧問、清崎副会長、中村理事長、古賀、前川各理事、岩岸、植月、齊藤、星、安田各常務理事及び高橋、福田各会員が参加したが、
政権交代後ということもあって、綾瀬市長の参加を得られたものの、出国行事に参加頂いた防衛副大臣、外務政務次官等、国会議員及び日本船舶協会等からの参加もなく、命がけの任務遂行した隊員の出迎え行事としては、一抹の寂しさを感じた。                                                                      (星常務理事 記) 








                                      (中村理事長、星常務理事 撮影)