派遣海賊対処水上部隊出国行事に参加

10月13日(火)、派遣海賊対処水上部隊、指揮官・第4護衛隊司令・中畑康樹一佐以下護衛艦「たかなみ」(艦長・沢口和彦2佐)、「はまぎり」(艦長・斉藤貴2佐)は、ソマリア沖アデン湾の海賊対処に向け、第3次隊(海上保安官8人を含む約410人)として横須賀基地内岸壁から出港した。

 出国行事は、横須賀地方総監・松岡貞義海将執行の下、榛葉賀津也防衛副大臣、自衛艦隊司令官・杉本正彦海将を始め、関係者ら約650人が参加した。湘南水交会からは、功刀会長、落合顧問、清崎副会長、古賀理事、岩岸、星各常務理事計6名が参加した。

 榛葉防衛副大臣は、訓示で「政権交代が実現したが、海賊対処の重要性はゆるぎないものであり、今後も各国等と連携してこの活動を続けていく必要がある。乗組員諸官には常に高い士気をもって任務に精励し、全員が無事に帰国することを心から祈念する。」と激励した。

 続いて、自衛艦隊司令官は、「輸出入の99%以上を船舶による海上交通に頼る日本にとって、その安全を脅かす海賊行為は、国際社会にとっても決して看過できるものではない。諸官には実力を遺憾なく発揮し、その職責を果たして貰いたい。」と訓示された。

 その後、来賓紹介と日本船舶協会等からの花束贈呈が行われ、最後に派遣部隊指揮官が、「部隊一丸となって、海賊対処行動の意味を踏まえ、任務の遂行と無事の帰艦を指揮し、最大限努力します。」と力強く挨拶した。

 「たかなみ」「はまぎり」両艦は、霧笛を轟かせながら、隊員や家族らに見送られる中、横須賀岸壁を勇壮に出港していった。
                                                      (星常務理事 記)

 






                              (中村理事長、古賀理事、星常務理事 撮影)