『砕氷艦「しらせ」からの南極の氷に全校児童大感激』

 湘南水交会は、今回で最後の南極航海となった初代砕氷艦「しらせ」からいただいた貴重な南極の氷を、湘南水交会だけでの活用はもったいないとの立場から、その一部を子供たちの学習に役立てばと6月26日に平塚市立相模小学校に寄贈した。村松校長から南極の氷がプレゼントされたことを全児童に知らされ、児童達は、クラス単位で先生から、初代「しらせ」が25年間、極地観測支援として南極に通い続け、最後の任務を終えて退役記念として持ち帰った氷であること、その氷はどのようにしてできたのか等の話を聞き、氷は全校児童に紹介され、子どもたちは、氷を舐めたり触ったり、興味深く観察しながら、数万年前の空気がはじけだすパチパチという音に耳を傾けたりしていた。村松学校長から落合会長に、今回の貴重な体験が、子どもたちの学びの視野をインターナショナルに広めることや、将来の職業等にも広がりを見せてくれることを強く希望していますとの礼状とともに、子どもたちの数々の感動をまとめた5、6年生の作文、寄せ書き等がたくさん寄せられた。


[作文の一例抜粋]

・「ぼくは、南極の氷が、5年生で触れるなんて夢のようでした。」

・「耳を近づけてみるとパチパチと音がしてました。パチパチとなっているもののしょう体の空気は数万年前のものだと聞き本当におどろきました。」

・「南極の氷をもってきてもらいとてもこうえいです。ありがとうございます。数万年前の空気がはいっているなんて、「すごっ」と思いました。本当にありがとうございました。」

・「南極の氷を見てびっくりしました。すごく冷たくとけた水も冷たかったです。一生で一度のたいけんになると思います。


 「しらせ」艦長品川 隆1佐のご高配により、湘南水交会が今回このように小学校との交流ができましたことに一同感謝しております。
                                                                   (武田常務理事 記)