平成21年度臨時総会及び防衛講演会を開催

 平成22219日(金)、午後130分から大船の鎌倉芸術館の集会室において、平成21年度湘南水交会臨時総会が開催された。
 先ず、昨年
6月の総会以降に物故者となられた15名の会員のご冥福を祈り黙祷を捧げた後、叙勲の栄に浴された4名の会員が紹介された。
 次に中村理事長から、本日の出席者が
71名、賛成及び会長一任の委任状が337名で合計408名となることから、全会員639名の1/5以上の参加により臨時総会が成立する旨説明された。功刀会長の挨拶に続いて次の4議案の議事に移り、@平成21年度の事業報告及び収支計算書の見込みについて、A平成22年度の事業計画(案)及び収支予算書(案)について、B平成22年度湘南水交会役員等の選任を求める件、C本部定款の改定に伴う湘南水交会の会則の改定で、いずれも賛成多数で承認された。
 続いて、今期で退任する有川監事、横山監事、小豆野常務理事、西浦常務理事が紹介され、功刀会長から感謝状が代表して有川監事に手渡された。最後に新任予定の池田監査担当幹事、加藤監査担当幹事、小川総務総括担当幹事、富松会計担当幹事の
4名が紹介され、臨時総会は終了した。

1515から同会場で、帝京大学教授の景山好一郎氏(幹候16期(防大9期)元防大図書館館長)をお招きして「戦いに学ぶ」、副題として「太平洋戦争への道の教訓を基に」と題した防衛講演会が行われた。 
 この講演は、@戦いとは何か、戦争とは何か、人間は何故戦争を始めるのか、という疑問をクラウゼヴィッツの戦争論から、A戦争は何故、惹き起こされたのかという疑問を歴史的事案とその事案が意味する背景と理由から分析評価して、人生諸般に通ずる“生きる、戦うための心構え・身構え”が話された。講演は、明治維新から太平洋戦争開戦前までの主要な戦争、事変、事象が日本に与えた影響、帝国国防方針の変遷、国際協調と軍備の関係などの要点を纏めた内容の濃いレジュメに沿って行われ、予定の
1時間を越える講演となったが、すばらしい内容に75名の会員は聞き入っていた。

(武田常務理事 記)





                                               (武田常務理事 撮影)