「海洋観測艦「しょうなん」へ花束贈呈」 

 春の日差しの中、平成22319()1000から横須賀総監部吉倉岸壁において海洋観測艦「しょうなん」の入港歓迎行事が横須賀地方総監により執り行われた。「しょうなん」は三井造船玉野事業所にてこの317日に就役したばかりであり今後横須賀港を母港とし各種の海洋観測の任務に当たる。全長103メートル、2,950トン、電気推進(最大速力16ノット)、海洋観測装置一式を搭載し定員は80名である。

 入港歓迎行事は、艦長の入港報告、横須賀市長歓迎挨拶、来賓紹介が行われ、引き続き横須賀市、横須賀水交会、湘南水交会、隊友会横須賀支部等6団体から花束の贈呈が行われた。今回初めて、湘南水交会から横須賀入港艦艇への花束を贈呈した。 

 海洋観測艦の名称は、名所旧跡のうち主として海浜の名称を付与されることが標準とされており、「しょうなん」という艦名は旧海軍、海上自衛隊を通じて初めての名称であり、神奈川県相模湾の湘南地方の名称が選定された。湘南水交会にとってはその名称からして極めて親しみ深い艦であり、水交会の中で、支部名が艦名と同じという支部は他に無いことからも歓迎の意を込めて花束の贈呈となった。式が終了し会長代理として式に参列した清崎副会長等会員及び父兄会会員と共に、2等海佐 西嶌 聖(にしじま せい)艦長を囲み記念写真と相成った。艦長から「今秋には訓練等ひと段落しますので、これを機会に会員の皆様方のご来艦を歓迎します。」と嬉しい話もあり、海洋観測艦「しょうなん」の今後の活躍を期待しつつ一同総監部を後にした。

                                           (清崎副会長 記)







                                           (古賀理事 撮影)