護衛艦「はつゆき」除籍記念懇親会に参加 

619日(土)夕刻、横須賀セントラルホテルにおいて、護衛艦「はつゆき」の除籍記念懇親会が催され、湘南水交会からは清ア副会長と昭和61から63年の間、砲術長・砲雷長として勤務した菅原常務幹事の2名が参加した。

護衛艦「はつゆき」は、昭和57323日、海上自衛隊初のガスタービン推進の「ゆき」型護衛艦の1番艦として、住友重機械工業渇Y賀工場(当時)において、国内外の注目のもと就役、以来28年にわたり海上防衛の中核としてネームシップに恥じない活躍と多大な成果を挙げ、本年625日に護衛艦「さわかぜ」とともに除籍を迎えることとなった。

懇親会には、初代艦長の稲田秀穂氏を始め、歴代の艦長、隊司令、就役当時の第1護衛隊群司令の金ア實夫氏、就役時の士官室及び先任海曹室の乗組員、歴代主要幹部、造船関係者、協力団体、そして護衛艦隊司令官以下、かつての乗組員であった現役隊員等、百数十名が参加した。
 懇親会は、
3グループに分かれて記念撮影した後、現職の第23代下野善彦艦長の挨拶で始まり、金ア元1護群司令からは、スポーツカー並みのスピードで入港する「はつゆき」の勇姿に驚いたというエピソードを交えたスピーチや、稲田初代艦長の1番艦ならではの苦労話など、「はつゆき」に所縁ある方々からのユーモアに満ちたスピーチに参加者は皆、笑みを浮かべていた。懇親会は、アットホームな雰囲気のうちに進行し、OB・現役を問わず、皆、乗組当時の配置呼称で語り合い、昔話に花が咲いた。

懇親会における「はつゆき」乗組員の誠意溢れる対応と心のこもったおもてなしから、下野艦長の見事な指揮統率のもと、「はつゆき」乗組員が一致団結して最後まで第一線で活躍しきた様子を伺い知ることができた。良き伝統を守り抜き、更なる発展のためにたゆまぬ努力を継続されてこられたご苦労に、「はつゆき」に所縁あるOBの一人として、感謝の気持ちで一杯である。

下野艦長以下、乗組員の皆様の新たな勤務先における更なるご発展・ご活躍を心から祈念申し上げます。

                                           (菅原常務幹事記)