全国戦没者慰霊大祭及び神奈川県戦没者追悼式に参列

 平成22年8月15日(日)、靖國神社において第35回全国戦没者慰霊大祭がしめやかに執り行われ、湘南水交会から中村幹事長と小川常務幹事が参列した。大祭は国歌斉唱(伴奏:拓殖大学吹奏楽部)に始まり、修祓(御祓い)、献饌、祝詞奏上と進み、祭文奏上では「英霊にこたえる会」の中條高コ会長(陸士60期、アサヒビール竃シ誉顧問)が、ある戦争未亡人の歌「かくばかり 醜き国になりたるか 捧げし人の ただに惜しまる」を引用し、わが国民に見られる最近の精神的荒廃は誠に遺憾な状況にあること等を指摘、最後に微力ながら同憂の士相集い、「美しい国日本、世界に誇れる国日本」の再生を目指して盡力していく所存である旨述べられた。 
 その後、佛所護念会教団合唱部による献楽(海ゆかば、同期の桜、ふるさと)があり、最後に
参列者総員が本殿に玉串を奉奠し散会した。大祭には「英霊にこたえる会」の関係者、数名の国会議員のほか各県遺族会、防衛省からは統幕、陸・海・空幕及び陸自東方の代表者(各幕僚長及び東方総監代理)が、また水交会本部からは夏川理事長が参列した。おりしも神社境内の能楽堂前では午前10時を期して、「日本の声、英霊に感謝する集い」主催の放鳩式が行われ、宮司の「ありがとうございました」のことばと同時に数十羽の純白の鳩が真っ青な天空に舞い上がった。

 また同日、全国戦没者追悼式に合わせ、神奈川県戦没者追悼式が神奈川県戦没者慰霊堂(横浜市港南区)で執り行われ、湘南水交会から功刀会長が参列した。式は県知事他の追悼のことばのあと、政府主催の追悼式に合わせ正午に黙祷、天皇陛下のおことばを拝聴のち、知事、県議会議長、地元選出国会議員、県議、県関係者、協力団体等参列者がひとりひとり献花した。横浜市・川崎市の各区、県内各市・各郡の遺族代表も献花し、その姿は戦後65年歳月の経過を感じさせるものであった。
                                  (小川常務幹事 記)