『南極観測支援を終えた砕氷艦「しらせ」の自衛艦旗返納式に参列』


 7月30日(水)1000から横須賀総監部内Y4岸壁で、25年間南極地域観測支援業務に携わってきた砕氷艦「しらせ」の自衛艦旗返納式が行われ、湘南水交会から落合会長、理事3名が参列した。「しらせ」はこの25年間に観測隊員12,600余名の輸送、そして多くの資材を南極観測昭和基地へ届けた。
 歴代艦長、乗組員等関係者多数が見守る中、「しらせ」から最後の自衛艦旗降下が行われ、品川艦長からその艦旗を、半田横須賀地方総監へ返納され、「しらせ」はその輝かしい歴史を閉じた。


 湘南水交会は、「しらせ」最後の南極航海からの南極の氷を分けていただき、湘南水交会総会時の懇親会に披露させてもらうとともに、一部を平塚の小学校に寄贈したところ、大変な子供達の驚きと、喜びの声を感想文にして多数、校長からのお礼状とともに会長宛届けられた。艦旗返納行事直前の28日、落合会長、理事長が「しらせ」艦長品川隆1佐へこの南極の氷の御礼に艦を訪問した折、品川艦長は、この小学校児童達からの感想文に目を通しながら、これまでの南極への航海を振り返っておられるような様子が伺われた。


 南極へ行く「しらせ」は 児童、子供達の大きな夢でもあり、感動でもあることを、新しい「しらせ」に継いで貰い、一層の 活躍を願いながら、既に艦尾旗竿に艦旗の無い「しらせ」を後にした。 
                        
                                                            (清崎理事長 記)