航空部隊研修(厚木航空基地)及び懇親会 

 湘南水交会は10月28日(木)午後、厚木航空基地の部隊研修を実施した。まず、ターミナルビルの会議室で佐藤第4航空群司令の挨拶の後、上野首席幕僚から「厚木基地の概要」の説明を受けた。

 佐藤群司令からは、「研修では特に人を見ていただきたい」との言葉があり、それはその後の研修時に実感することができ、参加者の感動を誘った。また、上野首席幕僚からは、厚木基地の沿革、特色、任務の概要の説明、引き続き、派遣海賊対処行動航空隊の活動の紹介ビデオの上映があり、会員一同、海自航空部隊の活動の拡がりに頼もしさを感じた次第である。 
 このあと、台風接近に伴う強い雨の中、2台のバスに分乗して格納庫待機中のUS−2に移動し、紺色の大きな機体をバックに全員で記念写真に納まった。その後、2班に分かれてUS−2見学、厚木基地構内一周車窓見学(途中でXP−
1の見学を含む)及び航空管制隊の教育訓練施設の見学を実施した。各所毎に、隊員の懇切丁寧な説明を受けて参加会員の興味は尽きることがなかった。

研修後は会場を士官クラブに移し、会員83名のほか、部隊側から畑中航空集団司令官、佐藤第4航空群司令を始め、所在各部隊指揮官及び各部隊先任伍長等多数の参加を得て懇親会が行われた。

 始めに功刀会長の挨拶、来賓紹介、続いて来賓を代表して畑中司令官からご挨拶があり、当日の参加者中最長老の海兵73期中島又雄会員の乾杯の音頭により歓談に移った。 

 現役の部隊指揮官及び先任伍長等を囲んで、最近の海上自衛隊の活動や各種のエピソードなどの話に花が咲くとともに、会員相互の旧交を温めあった。特に、「人が財産」の件については、隊員の敬礼や挙手動作等から、群司令の話の意味が良く理解できたという所見が多くの会員から寄せられ、懇親会参加の各部隊指揮官、各先任伍長等のはつらつとした様子からも、士気高く精強な厚木航空基地の雰囲気が伺えた。

 懇親会は時の過ぎるのも忘れるほどの盛会の中で、湘南水交会幹事で海兵最後の期、78期の難波靖治氏の締めの乾杯により終了した。

 本部隊研修に際して、多大なるご支援をいただいた関係各部隊心から感謝申し上げます。
 

                                         菅原常務幹事 記)
















   

   

  

                        (全般:武田常務幹事、研修:星常務幹事、懇親会:中村幹事長 撮影)