鶴岡八幡宮雪洞(ぼんぼり)祭り

『鶴岡八幡宮雪洞(ぼんぼり)祭り「吹奏楽の夕べ」に協力』

 猛暑が続く8月6日から4日間行われた、鎌倉の風物詩となっている「鶴岡八幡宮ぼんぼり祭り」の初日、海上自衛隊横須賀音楽隊による第32回目の「吹奏楽の夕べ」が催された。この奉納演奏会は、昭和51年、当時の鎌倉水交会の主催で行われ、平成15年から鎌倉商工会議所及び鎌倉市観光協会の主催となり、湘南水交会と鎌倉防衛協会が協力する形となった。

 当日、落合会長はじめ4名の理事がこの演奏会を支援した。演奏会に先立って、舞殿では、元気に夏を越し、秋に備えるという夏越祭が、神官による神事そして雅楽に合わせ巫女の舞が厳粛に行われ、多くの観光客がカメラに収めていた。この夏越祭の後17:30から「吹奏楽の夕べ」の時間となった。
 演奏会場の舞殿前そして八幡宮本殿への50段に及ぶ石段には大勢の市民、観光客が埋め尽くし、演奏開始を待っていた。最初に鶴岡八幡宮吉田宮司の挨拶に引き続き、真っ白な制服姿の音楽隊員は、隊長渡辺
3佐の指揮により新しい曲「ベイ・ブリーズ」や「パヴァ―ヌ」そして懐かしい「インデイジョーンズ」、「コーラスライン」等に聴衆は身振り、手拍子でリズミカルに盛り上がった。NHK大河ドラマ「篤姫」のテーマソングも演奏され、終盤、アンコールの拍手が鳴り止まず、最後は行進曲「軍艦」が聴衆の手拍子と共に演奏され、吹奏楽の夕べは終焉となった。猛暑の中爽やかな演奏で一時の暑さを忘れた聴衆の皆さん方は、ちょうど周りが薄暗くなりかけ、ぼんぼりに巫女さんが一つ一つローソクを灯し始め、その幽玄なる世界へと向かって行った。
                                           (岩岸常務理事 記)




(星常務理事 撮影)