艦艇部隊研修(横須賀基地)を実施 

湘南水交会は10月6日(木)、横須賀で艦艇部隊研修及び懇親会を実施した。

当日午後横須賀基地内の厚生センターに集合した110余名の会員は、まず第1護衛隊群司令の糟井海将補から「東日本大震災の災害派遣」と題した講話を受けた。

講話は、地震発生直後の動き、部隊編成の流れ、大規模震災災害と原子力災害への対応等について、海上自衛隊に焦点を当てた内容であり、特に、「遺体収容」ではなく「遺体救助」の気持ちで対応した逸話や日米共同の成果等、そして最後に、指揮官のあり方として、「心こそ いくさする身のいのちなれ そろゆればいき揃わねばしす(島津日新公いろは歌)」を実感したとの感想に参加した会員は感心しながら聞き入り、約1時間の講話を終えた際には盛大な拍手が湧き上がった。

その後、逸見岸壁に係留中の砕氷艦「しらせ」に徒歩移動し、5つのグループに分かれて艦内を約1時間にわたり研修。「しらせ」は、横須賀に入港直後で次の出港を翌週に控えた多忙な中であったが、80歳代の高齢者や女性の会員がいること等に配慮を頂きながら、懇切丁寧に説明して頂き、研修参加会員の興味は尽きることがなかった。

研修後は会場を横須賀市内のホテルに移し、会員のほか、部隊側から三木横須賀地方総監部幕僚長を始め所在各部隊指揮官及び各部隊先任伍長等の来賓を含め、総勢約100名の参加を得て懇親会を催した。

 始めに功刀会長の挨拶、続いて松岡幹事長からの来賓紹介後、来賓を代表して三木横須賀地方総監部幕僚長からご挨拶を頂き、当日の参加者で最長老の海兵74期阿部一孝会員の乾杯の音頭により歓談に移った。 

 現役の部隊指揮官及び先任伍長等を囲んで最近の海上自衛隊の活動や各種のエピソードなどの話に花が咲くとともに、会員相互の旧交を温めあうなど、和気藹々とした懇談がテーブル毎に繰り広げられ、会の後半には、「しらせ体験航海招待券」と「横須賀音楽隊ふれあいコンサート招待券」を景品とした大抽選会を先任伍長の協力の下、歓喜とため息の交錯する中で実施。午後7時、清崎副会長の中締めで盛会のうちに懇親会は終了した。

本部隊研修に際しまして、多大なるご支援を頂いた関係各部隊には心から感謝申し上げます。

(鈴木担当幹事 記)











                                            (鈴木、星担当幹事 撮影)