護衛艦隊創設50周年記念行事に参加

 護衛艦隊は、今年9月1日をもって、創設50周年を迎え、横須賀基地に停泊中の護衛艦「ひゅうが」と輸送艦「おおすみ」の
艦上で、記念式典、記念講演、艦上レセプションの記念行事を、10月14日開催した。
 「おおすみ」車両甲板で行われた記念式典で、護衛艦隊司令官・松下泰士海将が「発足当時、艦艇約30隻、4万5千トン、
隊員約5千名であった護衛艦隊の兵力は、今や艦艇約60隻、30万トン、隊員約1万2千名を数えるまでに成長した。そして、
この間、我々の活動範囲は飛躍的に拡大し、その任務は多様化してきた。護衛艦隊創設50周年の節目にあたり、隊員諸君
には、この半世紀の実績を秘めたる誇りとし、我々が国家国民のためにあるという原点を忘れることなく、常に前を向いて
進んで行くことを強く要望する。」と式辞を述べられた。
 引続き、杉本正彦海上幕僚長、河野克俊自衛艦隊司令官による訓示、河村克則横須賀地方総監と第17代護衛艦隊
司令官・深井汪介氏による祝辞の後に、長年にわたり各地で、護衛艦隊を支援した民間人3人に対して、護衛艦隊司令官
から感謝状が贈呈された。

 記念式典に引続いて実施された記念講演では、慶応大学常任理事・阿川尚之氏が、「予算や装備、あるいは人員の面で、
常に『不足』に悩まされながらも、人を育てることを重視し、創意工夫により発展の道を切り開いた、創設期の護衛艦隊の
初心を忘れないで下さい。」と話された。

 艦上レセプションは、「ひゅうが」格納庫で実施され、部外功労者、在日米海軍指揮官、海自OB、近傍部隊指揮官など
約400人が招待され、創設50周年を記念して新たに制定された護衛艦隊のロゴマークの披露と、考案者に対する表彰が
行われるなど、盛大な会となった。
 湘南水交会からは、落合顧問、清ア副会長、松岡幹事長、古賀幹事、他会員数名が、本行事に参加した。

                                                             (星担当幹事 記)



                                         (古賀幹事 撮影)