『最終節!』
JFL最終節を残しての順位は↓
この表を見てもらえば分かると思う。
順位
|
TEAM
|
勝点
|
得点
|
得失点
|
13
|
アローズ北陸
|
15
|
16
|
-13
|
14
|
SC鳥取
|
15
|
17
|
-14
|
15
|
静岡産業大学
|
14
|
19
|
-11
|
16
|
ジヤトコ
|
13
|
14
|
-10
|
17
|
アルエット熊本
|
11
|
13
|
-17
|
降格決定
|
18
|
プロフェソール宮崎
|
8
|
15
|
-22
|
そして最終節、残留を目指す
チームの対戦相手は↓コレ。 『残留の条件は↓コレ。』
TEAM
|
17節
|
|
鳥取が
|
残留するには
|
アローズ北陸
|
佐川大阪(10)
|
勝利
|
残留決定 |
SC鳥取
|
横河(8)
|
引分
|
アローズ北陸
×
ジヤトコ ×or△
静岡産業大学 ×or△ |
静岡産業大学
|
愛媛(7)
|
ジヤトコ
|
宮崎(18)
|
敗戦
|
アローズ北陸
×(4点差以上)
ジヤトコ ×or△
静岡産業大学 × |
アルエット熊本
|
国士舘(5)
|
現在残留圏内にいるものの今日の試合に勝たなければ、残留はかなり厳しくなってしまう。とにかく勝って残留を決めたい。勝利の瞬間、残留決定の瞬間に立ち会う為に東山には、1369名の大観衆が訪れた。
前半、気負いがあるのか動きの硬いSC鳥取に対し横河電機は、前線からプレッシャーをかけボールを奪う。鳥取DF陣のクリアミス、パスミスが多く決定的なチャンスを与えてしまう。そして12分、右サイドを崩され先制される。終始横河電機ペースで試合が進む中、中盤の底で岩田が孤軍奮闘する。
後半開始早々、相手CKから左右に振られこぼれ球を押し込まれ0-2。さらに鳥取サポーターの血の気が一気にひいてしまう事態が起こる。SC鳥取の『新ぬりかべ』GKの元田と相手選手が交錯し元田は肋骨骨折の重傷で救急車により病院送りにされてしまう。
残留を目指す鳥取は、左サイドでボールを受けた松山が中央の山崎へ。山崎が西村に流し、西村渾身のミドルシュート!!1点を返し1-2。これでピッチ、スタンドとも押せ押せムードとなりすっかり鳥取ペースとなる。が、バックスタンド側でファール??アレ??横河電機の選手が倒れた??ん??レッドカード???西村??なんと西村1発レッド、、、。(詰め寄ってきた相手選手を振払ったら、その選手がオーバーに倒れた?)キレタ西村は、ユニフォームを脱ぎ水筒を思いっきり蹴り上げ怒り爆発!(「やっぱり勝ちたかったので、その貪欲さを皆に見せつけたかった」本人談)攻撃の要を失うが、他の選手がその穴をカバーしその後も鳥取ペース。スタジアムの応援も途切れる事無く続く。熱くなり気味のサポをリーダーのMAX氏が『速すぎ、速すぎ、いつも通りにやろうよ!』と落ち着かせる。その後もスタジアムが一体になった応援を送り続けるが横河電機の執拗なボールキープによりゲームセット。その瞬間静まりかえるスタジアム。その時目に飛び込んだのは、鳥取ベンチでのガッツポーズ!!そう、他会場の結果によりSC鳥取のJFL残留が決まったのである。静岡産業大学が愛媛FCに1-2で敗れ、ジヤトコも最下位宮崎に2-4で逆転負け。この時点でJFL残留決定しているが、さらにアローズ北陸が佐川急便大阪SCに0-6で敗れた為、順位も1つ上がり18チーム中13位という成績で2002年度のJFL全日程を終えた。
シーズン開幕前の予想では、降格候補No.1などと言われていたSC鳥取だが終わってみれば18チーム中13位。決して良い成績ではないが(当初の目標は、Top10入り)最悪の結果(降格)にはならなかった。シーズン終盤になるにつれ一つになり結束が増した応援。常にギリギリの状態を戦い抜いたチームは、来期に向けて非常に大きく貴重な経験を積んだ。この残留争いを勝ち抜いたというアドバンテージをフルに活かして来期のJFLを戦ってもらいたい。
そして、この試合を最後にサンフレッチェ広島に復帰する事になった「No.23西村英樹選手」ホントお疲れ様でした。そして、SC鳥取に力を貸してくれてホントありがとう!!移籍期間は6週間と短かったけれどSC鳥取には大きな力となりました。キミに刺激され他の選手も奮起しました。サンフレッチェ広島での活躍を期待しています。SC鳥取に来てくれて本当にありがとう。頑張れ西村英樹!!
SC鳥取所属 NO.23 西村英樹 MF 6試合出場
得点2(国士舘×1、横河電機×1)
「6週間の短い間でしたが、多くの方々に大変お世話になり、ありがとうございました。今後は広島に復帰し、努力を続け頑張りますので、応援の方よろしくお願いします。」(本人談)
|