Go Back →
2003 JFL 第5節
4/26 (日) 京都府立山城運動公園太陽が丘陸上競技場 14:00 kick off!
VS 佐川印刷SC


得点者
0分:()大塚
30分:()大塚
81分:()実信
88分:()実信

 

 SC鳥取出場メンバー

  GK 1元田
  DF 7山崎邦 2山崎透 6小原 16濱田
  MF 17実信 4佐野 27堀 11松山
  FW 13ニ瀬 9小林
 
  サブ  
   GK 21菊池 MF 14中島 10 山根 FW 25河
13江後

 交代
  38分 MF 16濱田 ← FW 18江後
  82分 DF 7山崎邦 ← MF 10山根
 

 
悲しくなった


 今節の相手は、JFL入れ替え戦でPK戦の末「静岡産業大学」を破って昇格を決めた佐川印刷SC。その佐川印刷SCは、4節終了現在で 0勝 2分 2敗 得点1 失点3の14位。上位陣との対戦が続いたガイナーレにとっては、是非とも勝利して今後に勢いを付けたいところだ。

 佐川印刷SCホームの太陽が丘陸上競技場での試合ながら各地から多くのガイナーレサポが集結し、さながらガイナーレのホームゲームの様な雰囲気の中試合が始まったが、、、、。
 前半開始のホイッスルの音が耳に残っているうちに失点。なんと、ガイナーレイレブンが誰一人触る事が出来ないまま失点、いわゆるノー・ホイッスルゴールである。この失点についてガイナーレの塚野監督は「キックオフから一度もボールに触れられずゴールを許し、屈辱以外の何ものでもない。(怒)」とコメント。その後もドフリーのチャンスでのパスミス、判断ミスを連発し、自らチャンスを潰していく。20分過ぎに訪れた決定的チャンスでもゴール前フリーでのシュートを2本放つも2本ともクロスバーに当ててしまう(キーパーがいないゴールにも決められない、、)など決定力不足を露呈、、。30分にも左右に振られ佐川印刷SC妹尾のシュートがポストに当たりその跳ね返りを大塚に決められ追加点を奪われてしまうなど観ていて悲しくなるような内容のまま前半終了。

 後半になると佐川印刷SCは、パッタリと足が止まってしまう。足がつる選手、膝に手をついて休む選手が目立つようになる。相手チームがそんな状態でありながらもミスを連発し得点をあげる事が出来ない。サポだけでなく選手もイライラして集中力が完全に切れてしまっているのが目に見えて分かった。そんな中、ようやく今期の初得点がうまれる。38分、DFの小原が右サイドの実信にパスを送ると実信がダイレクトでシュート!これで 1-2 まだまだ後2点取らないと勝てない。この得点で浮き足立ったのは佐川印刷SCだった。ここまではなんだったのか?と思わせるような猛攻を見せるガイナーレに対し防戦一方の佐川印刷SC。サポの応援も一気にヒートアップ(負けゲームを観にわざわざ京都まで来たわけじゃない!)。こうなれば敵は佐川印刷SCよりも残り時間である。そして88分左サイドを突破した江後のクロスに小林と二瀬が反応し、こぼれた所を実信が押し込み同点。まだまだ逆点出来そうな雰囲気満載である。ロスタイムは2分。最後まで攻める姿勢を見せるが無情にもタイムアップ。結局2-2のドローで終わった。

 

 〜 戯 言 〜
 

 終盤の猛攻で2点をかえしドローに持ち込んだ訳だが観ていて「情けなくて泣きそうになる」ようなゲームだった。佐川印刷SCは、JFL上位陣と比べると明らかにプレーの制度が悪く、前線、中盤でのプレッシャーがゆるかった。したがってフリーでボールを持つ事が出来たにも関わらず自らのミスからカウンターをくらってピンチを招く。DF陣も前節のHonda FC戦は何だったのかと思わせるほど不安定でバラバラだった。守ってカウンター狙いの佐川印刷SCにしてみれば思う壷だったに違いない。
 最後に「選手を過大評価し過ぎていたのかもしれない、、、、。」という塚野監督のコメントが全てを物語っている。次節のアローズ北陸戦。絶対に負けは許されない一戦での塚野監督の采配に注目したい。