『 ド ロ ー ....... 』
待ちにまった開幕戦。相手は栃木SC。開幕戦という事もあるが、サポ的にも絶対に負けたくはない相手だ。
前半から飛ばしてくる栃木SCに対し、カウンター狙いのガイナーレ。序盤、新加入サイドバックの#2安東の正確なロングボールを受けた#10山根がシュートを放つが惜しくも枠を外れてしまう。その後は栃木SC優勢のまま試合が進すむ。ガイナーレ塚野監督からは右サイドバック安東に対し「顔が上がったら、逆サイドを見てみろ!空いてるから!!」という指事が飛ぶ。栃木SCの一瞬の隙を突きその左サイドからビッグチャンスがうまれる。35分、左サイドバックの#7山崎邦からボールを受けた#18江後が一度#10山根にボールを預けるとライン際を一気に突破。#10山根からのリターンパスをフリーで受けると中央に切り込みながらゴール前にセンターリング。中央で待ち構えるのは久々登場の#19岩田。その#19岩田は、DFとGKを引き付けたまま絶妙なスルー。そしてファーサイドに詰めていた新加入の#22大多和(昨シーズン関東大学リーグ2部得点王)の豪快なスライディングシュート!!この流れるような攻撃によりガイナーレが先制する。(この攻撃の間、栃木SCの選手はボールに触れる事すら出来なかった)
後半も同じような試合展開ながら58分には、#2安東からのロングボールをペナルティーエリア手前で#10山根が胸トラップで相手DFをかわしGKと一対一となり、落ち着いてゴール右隅へ流し込み2-0とリードを2点とし、開幕戦白星をグッと引き寄せる。しかしサッカーでは2点リードというのが非常に危険なのである。次の1点をどちらのチームが取るかで試合展開が大きく変わるのである。仮にガイナーレが取る事が出来れば、栃木SCの集中を切らすとともに自分達にも気持ちに余裕が出る。逆に栃木SCに取られてしまうと、ガイナーレの焦りを誘い一気に攻勢に出られてしまうからだ。
ここで栃木SCは、190cmの身長を誇る電柱FW松永をピッチに送り出し、前線にツインタワーを形成(松永190cm、若林188cm)しロングボールを放り込みガイナーレゴールを襲う。さらには、ミドルレンジからでもシュートを連発しパワープレーに出る。するとガイナーレは、怒濤の猛攻を見せる栃木SCのプレッシャーに負け、65分に交代出場した電柱松永に頭で押し込まれ1点差に詰めれられてしまう。この試合の3点目は栃木SCに奪われてしまう。82分にも課題のFKから又しても松永に頭で押し込まれ2-2の同点とされてしまう。その後も栃木SCの猛攻が続くが、なんとかそのまま逃げきり2-2のドローでゲームセット。開幕白星を目前にしながら結局はドローに終わってしまった。
〜 戯 言 〜
松永が出てきた時、嫌な予感がしたのは俺だけではないはず。うちのDF陣は流れから崩される事は少ないんだけどロングボールやセットプレーの対処に問題がある。そこを修正しないと今後も辛いと思うね。
そして、2点リードで気持ちに緩みが出たのか終盤の失点。応援している俺も「今日は勝った!」なんて思ってしまった。同じように選手にも気持ちの緩みが出てしまったんだと思う。ただ、逆転されなかっただけヨシとして、今後に向けての良い薬になったんじゃないかと思う。
さぁ、次はホーム開幕!!監督がインタビューでこう答えていた
「米子で負けるつもりはない!引き分けるつもりもない!絶対勝つ!!」
応援する俺達も同じ気持ちで東山に集合しよう!!