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2004 JFL 前期 第12節

6/6 (日)米子市営東山陸上競技場
13:00 Kick off!!

VS 国士舘大学

得点者
29分:()実信
35分:()小林
63分:()山根
87分:()北脇

 SC鳥取出場メンバー

  GK20清水
  DF 16荻野 2安東 3山崎透 24小林健
  MF 22大多和 4佐野 17実信 7山崎邦
  FW 9小林 18江後

  サブ
  GK 1元田 DF 6濱田 MF 14堀 FW 10山根 13二瀬
 
 交代
45分 9小林崇 → 14堀
60分 17実信 → 10山根

79分 18江後 → 6濱田

負けなかったってだけ..................... _| ̄|○

 前節デンソーを相手に3-2と逆転勝ちし、遅まきながら今期初勝利をあげたガイナーレ。この勝利を切っ掛けに勢いに乗る為にも今節の試合が重要となる。対戦相手は現在14位の国士舘大学である。国士舘大学は、第1節、2節と白星をあげたものの、それ以降の9試合白星に恵まれておらず(3分6敗)ガイナーレ同様下位に低迷している。

 前半からガイナーレは、両サイドを巧みに使い国士舘大学を圧倒する。左サイドでは#18江後が何度となく国士舘大学DFを振りきり、右サイドでは久々にMFとして先発した#7山崎邦が力強い上がりをみせる。そして、29分中盤で相手ボールを奪った#17実信が左に展開、#18江後が左サイドを突破し中央に切れ込みながらシュートを放ちGKが弾いたこぼれ球をGKと重なりながら中央へマイナスのパスを送ると、詰めていた#17実信がゴール左隅に流し込み先制する。その後も試合を有利に進めるが、35分ペナルティーエリア手前で国士舘大学にFKを与えると、6枚の壁をものともせずゴール左上に叩き込まれ(あれはとれん)同点とされてしまう。しかし、ここでズルズルと足が止まってしまう癖は過去のものと言わんばかりに#2安東のFK(グラウンダーの素晴らしいFKでした。サイドネットだったけど)や、角度の無い所からの#18江後のシュート(逆サイドのポスト直撃→倒れ込んだGKの目の前に....)などで国士舘大学ゴールを後一歩の所まで脅かすも1-1のまま前半終了。

 後半になってもガイナーレの勢いが止まる事はなく、国士舘大学に流れが傾きかける時間帯のあったものの、その後しっかりと流れを引き戻し追加点を狙って行く。60分に交代出場したエース#10山根が63分ドリブル突破しペナルティーエリアに侵入した所を倒されPKを獲得すると、自らが3試合連続となるゴールを奪い2-1と国士舘大学を突き放す。なおも攻撃の手を緩めないガイナーレは、CKの混戦から#10山根のシュート、ペナルティーエリア手前でフリーでボールを受けた#6濱田の思いっきりの良いミドルシュートなど惜しいシーンが続くが国士舘大学の懸命な守備に防がれ、かなか追加点を奪う事が出来ない。しかしながら国士舘大学の攻撃は左サイドから放り込んでくるだけなので、さほど恐さはない。このいまま2連勝でホーム初勝利かと思いはじめた87分、国士舘大学にFKをゴール前に蹴り込まれると混戦から北脇の放ったシュートはクロスバーに当たり真下へ落ちたボールは、ワンバウンドしてゴールへ突き刺さった。痛恨の同点ゴール.........得点は2-2に。最後まで諦めず国士舘大学ゴールを脅かすもそのままタイムアップ。ホームでの初勝利は15節のソニー仙台FC戦へ持ち越された。

    〜 戯 言 〜  

 試合前のシュート練習を見ていても、殆ど枠に飛んでいないし、枠を外しても笑顔があり、いまいち真剣味が足りないような気がする。この試合のシュート数は、「ガイナーレ19 国士舘大学9」と国士舘大学の倍以上シュートを放っている。確かに2点取ってはいるが、何度も合った決定機で確実に決めていれば圧勝していただろう。GKのファインセーブで防がれるのは仕方がないが、シュートチャンスにもたもたして自らチャンス潰してしまうなど勿体無いシーンが目に付いてしまう。少々体勢が悪くても強引にシュートを撃って行かないと点は取れないはずだ。とにかくシュートの精度を上げると大事だ。試合前のシュート練習を「練習だから外してもいいや」的な考えでやっているのなら今の決定力不足は一生治らない。もっと真剣に試合前から「勝ちたいんだ!」って気持ちを出していくことが大切だと思う。

あと、 この試合のMVPは、国士舘大学側のゴールポストに決定。