● 主力不在も王者に善戦
前節、強豪Honda FCに対し徹底的に守り抜き、終了間際の逆転ゴールで劇的な勝利をあげた。新たなシステム、戦術が上手く機能し、90分間高い集中力を保ち続け事が出来た事が勝因だった。今節の相手も強豪で首位独走中の大塚製薬である。ガイナーレは前節同様に徹底的に守り、少ないであろうチャンスモノにする事が出来れば王者大塚製薬に一泡吹かせる事が出来るかもしれない。
前半、Honda FC戦同様に徹底して守備に出るガイナーレ。対する大塚製薬は、圧倒的にボールを支配し次々とガイナーレ陣内に攻め込む。しかし、前節Honda
FCの攻撃陣を押さえ込み自信を付けたDF陣がこの日も奮闘し、大塚製薬に決定機を作らせない。攻撃も時折繰り出すカウンターにキレがあり『あわや先制か!?』とも思わせるシーンも演出する。(#9小林崇が抜け出しGKと1対1になったシーンに象徴される。)その後も大塚製薬の厚みのある攻撃にかなりのプレッシャーを受けながらも、前半の45分を集中を高く保ちしっかりと守りきり0-0で前半を終える。(シュート数:ガ4、大4)
失点シーンはいきなり訪れた後半開始してすぐの46分、大塚製薬左からのCKをDFがクリアするもそのクリアボールをダイレクトボレーで叩き込まれ0-1。しかし、その7分後の53分、大塚製薬のGKが浮き球の処理にもたついた所を諦めず詰めていた#24小林健がボールを奪い無人のゴールに流し込み1-1の同点に追い付く。その後ガイナーレも何度か良い形を作る事ができるが中々シュートまで持って行く事が出来ない。逆に大塚製薬は、サイド攻撃を主体に何度もガイナーレゴールを襲い69分には、右サイド(マイナスのゴロパス)→中央(浮きだ球のパス)→左ゴールポスト付近とパスを繋ぎ、片岡が叩き付けるようなヘッド。ボールは、ポストとGKとの僅かな隙間からゴールに吸い込まれ1-2と勝ち越し点を奪われてしまう。残り時間で何度かCKを得るなど奮闘したガイナーレであるが、王者の前に1-2で惜敗した。
〜 戯 言 〜
この戦い方で間違ってないと思う。ただ、せっかくのチャンスにパスのだし所がなくボールを下げてしまうというのが目に付く。ここを何とかして欲しいね。
初出場の石富選手は、運動量多くて非常によかった。今後是非とも使って欲しいと思うね。
最後まで諦めない気持ち。それが今回の同点弾をうんだ。この気持ちを持ち続けて行く事が出来れば、必ず良い結果が付いてくると思う。