常に崖っぷちの戦いが続く、我らがガイナーレ。今節の相手は佐川印刷SC。その佐川印刷SCは現在2連敗中。ガイナーレはというと「2戦連続ドロー」で地味に勝点を重ねている。前日のゲームで14位国士舘大学、15位デンソー共に敗れている為、今日のゲームに勝って勝点3を取る事が出来れば、入れ替え戦圏内からの脱出も射程距離に入ってくるではないか!
狙うは勝利そして勝点3。米子市営東山陸上競技場での今期初勝利を賭けて佐川印刷SCを迎え撃つ。強風が吹き抜ける中、試合開始のホイッスルが鳴る。
前半風上を選んだガイナーレは、前線から激しいプレスでボールを奪うと左サイドの#18江後にボールを預け再三チャンスを作る。佐川印刷SCはトラップミスやパスミスが目に付く上に、左右両サイドに大きなスペースが空いており、ガイナーレはそのスペースを効果的に使う事が出来た。
そして23分、左サイドやや中央寄りにいた#18江後がペナルティーエリア中央へやさしいパスを送ると、混戦の中パスを受けた#22大多和が抜け出しゴール右隅へ流し込みガイナーレが先制する。さらに31分には中盤でボールを受けた#22大多和が1トラップで前線に浮き球のパスを供給すると、右サイドから#17実信が中央に切り込みジャンプして胸トラップすると、間髪入れずに左足で豪快にボレーシュートを叩き込みリードを2点に広げた。その後もガイナーレが主導権を握ったまま前半を終えた。
後半に入ると佐川印刷SCは、ショートパスを繋ぎ試合を組み立てようとするものの要所で連係ミスがあるなどプレーの正確性に欠けており、ガイナーレのカウンターの餌食になっていた。この試合ガイナーレは、攻撃も切れがあったが、守備の面でも前線からのプレスが良く効いていたし、ペリクレスを中心とした3バックも体を張ってゴールを死守し続けた。
この試合を決定付ける3点目がうまれたのは、佐川印刷SCの決定的チャンスを#10山根が体を張って防いだ直後だった。中盤から#7山崎邦の出したパスに#22大多和がDFを背にしながら1トラップし振り向きざまに右足でボレーシュートを叩き込んだ。このまま無失点で終わりたいガイナーレだったが、終了間際の89分に佐川印刷SCに1点を返されていまい完封を逃してしまう。試合は、このまま3-1で勝利。昨シーズン無敗だった米子市営東山陸上競技場で、シーズン終盤にしてようやく白星を上げた。
〜 戯 言 〜
次節の相手は、愛媛FC。Jリーグ入りを狙っているようでモチベーションは高いと思う。相性も決して良いとは言えない。しかし、ガイナーレが入替え戦圏内を脱出し順位を上げていく為には、『残り試合を全て勝つんだ!』という意気込み&気迫を持ち続けていかないといけない。