前節の流通経済大学戦でチームとしての形が見えてきたガイナーレ。今節の相手は、中国リーグから昇格してきた三菱水島FC。いわゆる『中国ダービー』やら『伯備線ダービー』と呼ばれるダービーマッチだ。お互いにリーグ下位に低迷しているが、今日の試合に順位など関係ない。とにかく勝つ!ただそれだけ。
前半ペースを掴んだのはガイナーレ。#18江後、#22増本の2トップに加え、#11西村、#19田村のスピード感あふれる攻撃は、気持ちがいいほど三菱水島FC守備陣を翻弄。しかし、相手GKのスパーセーブとウチの決定力不足のため得点を奪えない。三菱水島FCも時折カウンター攻撃を仕掛けるもののクロスボールの精度が悪く、見ていて恐さはさほどなかった。
後半も数多く決定的チャンスを演出するものの、ことごとく枠を外し相手GKのファインセーブに阻まれる。両チーム決め手を欠いたまま終盤をむかえる。スコアレスドローかと思い始めた終了間際から試合が大きく動いた。89分、左サイドを突破しペナルティーエリアに侵入した#18江後が倒されPKゲット!
ゴール裏のサポーターも狂喜乱舞した。キッカーは、#22増本。今度は外すなと祈るサポーター&ベンチ?。#22増本はキーパーの意表を突きゴールまん中(だったと思う)に蹴り込み待望の先制ゴール!!!!
もうみんな勝利を確信し大騒ぎ(そりゃ勝ったと思うよなぁ..)。しかし、試合はこのまま終わらなかった。ロスタイムは2分。三菱水島FCは、最後に猛攻を仕掛け左サイドを突破。ガイナーレは辛うじてCKに逃げる。左からのCK。蹴られたボールはファーサイドへ。反対のゴール裏からも混戦の中でファーサイドにゴールポストから、ほんの1mくらいの隙間があるのが分かった。「あっ、やばい!」と思った瞬間、三菱水島FCの松岡がちょこんと合わせたボールが隙間に転がり込んだ。崩れ落ちるガイナーレイレブン。大喜びの三菱水島FCイレブン。その瞬間試合終了のホイッスルが鳴り響いた。
〜戯 言〜
とにかく悔しい。もう絶対に忘れられないゲームだと思うね。ダービーって恐い。ホント恐い。
以前から思っていた事がある。それは、試合前のシュート練習で枠に飛ばない時は、ゲームの中でも枠に飛ばないって事。試合前の心配が見事に適中してしまった。とくに、増本がフリーでパス(ゴロ)がきて無人のゴールに空振りした時は崩れ落ちたね。増本自身も崩れ落ちたっきり(インプレー中)なかなか起きあがれなかったくらいだから。これからは、試合前のシュート練習は、しっかり枠を狙って下さい。