前節、後少しの所で勝利を逃したガイナーレ。今節の相手は、首位独走になりつつあるHonda FC。下位争いの混戦の中にいるガイナーレは、相手が首位のHonda
FCであってもしっかりと勝点を奪う事が混戦を抜け出す唯一の方法。勝点を奪えないようなら順位が下がるのは必至だ。
前半から、Honda FCのパスワークに翻弄されぎみのガイナーレは、DF陣の連携ミスやGK#20清水のキャッチミス?など不安定な戦いを見せる。しかし24分、左サイド#14堀からのクロスをニアサイドで#15内山がスライディングシュート。ボールは、相手GKをかすめてゴール左隅に突き刺さりガイナーレが先制する。ここ最近、Honda
FCとは、打ち合いとなる事が多いので、この試合も打ち合いとなるだろうと予想はついた。案の定、5分後にサクッと同点にされてしまう。その後は、Honda
FCが押し気味ながらも1-1で前半終了。
後半に入ってもDF陣の連携は改善されず、GK#20清水も不安定なままで不安がよぎる。すると54分、Honda FCのカウンタ炸裂。上がっていた#4下屋敷が、左サイドで振り切られると、そのまま相手にサイドを独走され中央に折り返されてサクッと失点。逆転されてしまう。さらに2分後の54分、ペナルティーエリア付近で#2安東が判断ミスからボールを奪われ追加点を奪われてしまう。これで1-3となり、絶体絶命のガイナーレは#2安東を下げ#30原を投入。さらに#11西村、#18渡部に代え、スピードのある#9小林と#29太田を投入すると、FWの#22増本を右サイドへ#9小林はFWへ、トップ下に#14堀を配置。#14堀のいた左サイドに#29太田。ボランチを#8中垣、#30原。#18渡部の抜けた4バックを3バックとし、4-4-2から3-5-2へシステムチェンジ。#30原のボールキープによりタメが作れるようになると、ガイナーレの動きが活性化された。78には、左サイドからのクロスボールを#22増本と競り合った相手選手がハンドをとられPKゲット!。#15内山がゴール中央に落ち着いて決め2-3。サッカーでの2点差は、セーフティーリードではないことは、今まで何度も体験している。そしてこの試合でも、1点差に詰め寄ったガイナーレの勢いがHonda
FCを上回った。PKから5分後の83分には、#15内山からのパスを受けた#22増本が、ドリブル突破しゴール左隅へ同点ゴール!!!。勢いはガイナーレ。「このまま逆転だ!」と、湧くスタンドだったのだが、87分に代わったばかりのHonda
FCの川島に押し込まれ3-4と勝ち越しゴールを奪われ試合終了。前節に続いて終了間際にゴールを奪われ、目の前の勝点を失ってしまった。
〜戯 言〜
終わってみれば、去年のホームでのHonda FC戦と同じく3-4で敗戦。それも、終了間際に交代出場の川島に押し込まれる所まで同じ...。Honda
FCとは、ここ数試合は打ち合いとなる事が多い。そこの中で、後一歩の所で勝ち切れない所がHonda FCとの差であり、小さいようで非常に大きな差なんだと思う。
この試合は、とにかくミスが目立った。不用意なバックパスや危険な位置での判断ミスや遅れ。ここ最近、42才とは思えない動きを見せていた、GKの清水さんが不安定だった事もあり、自らHonda
FCにチャンスを提供してしまっていた。これが、SC鳥取の倍以上のシュートをHonda FCに打たせてしまった要因である事は間違いない。
あと、後半投入のノブッキは、本当に良い選手。いままでにないタイプで、しっかりとボールキープ出来るからタメが作れるし、パスの精度も高い。今後は、彼の使い方をどうすんのか?ってのが課題だと思う。今の様に途中で投入する選手ではなくスタメンから使ったほうが効果は高いと思うが...。あとは、太田。この試合もスピードと運動量には光るものがあった。ただ、フィジカルに弱点が見受けられる。彼の場合は、ジョーカー的に使った方がいいね。今後は、この試合出場しなかった梶原を含め、新加入選手を上手く使う事が出来れば良い結果も期待できる?のかなとも思う。
上位に善戦しても勝たなければ、せめて勝点を奪わなければ意味はない。良いサッカーができる様になってきているし、増本の復調も嬉しい。とにかく欲しいのは結果。来期に繋げるためにも残り5試合を悔いなく戦って欲しい。