今期もとうとう最終節、「長いようで短かった」「短いようで長かった」など、感じ方は人それぞれだと思うが、勝利を願う気持ちは皆同じ。勝てば、来期の開幕権(あくまで予想)を獲得できる。9位のSONY仙台FCの結果次第では、2つ順位が上がり9位で今期を終われる。最終節といえども消化試合ではなく来期に繋がる大切な試合なのだ。
前半からセカンドボールを制圧し、積極的な攻撃に出るガイナーレ。#9小林の突破からのシュート、#30原が抜け出してシュート、#7山崎のクロスを#15内山が落して#9小林がシュートするなど、アルテ高崎ゴールに迫る。しかし28分、サイドからのアーリークロスを中央でフリーになった選手にヘディングシュートを打たれる。ポストに当たり、逆サイドに流れた所を詰められまさかの失点。リードを許してしまう。前半だけで9本のシュートをアルテ高崎ゴールに浴びせるも、ゴールを割る事が出来ず0-1のまま前半終了。
後半開始早々、#11西村が#30原にパス。#30原は、DF2人に囲まれながら2人DFの間を鮮やかに抜けるヒールパス。ゴール前中央で#7山崎がシュートを狙うが、DFに囲まれクリアされる。そのクリアボールを#26梶原がダイレクトでシュート。そのシュートが相手選手に当たりこぼれた所を#7山崎が渾身のボレーシュート。これが同点弾となり1-1と試合を振出しに戻す。このゴールで一気に畳掛けたい所だったが、58分にGK#23三好が弾いたボールをヘディングで逆サイドに振られると、そこに詰めていた選手に決められ再びリードを許してしまう。負けられないガイナーレは、#22増本、#14堀を立続けに投入し逆転を狙う。すると74分、右からのCKを#14堀がニアサイドの#19田村にパスを送る。そのボールを#19田村が後ろへ流す(公式記録では相手のクリアになってますけど)と#22増本が豪快に蹴り込み2-2と再び試合を振出しに戻す。逆転を狙うガイナーレは、その後も圧倒的にゲームを支配しアルテ高崎ゴールに迫る。後半だけで14本のシュート(アルテ高崎は3本)を放ち怒濤の攻撃を見せるが逆転ゴールを奪う事が出来ず、2-2のまま試合終了。今期を象徴するようなドローで今期全日程を終了した。
〜戯 言〜
開幕前の目標は5位。結果は11位。ハッキリ言って例年通りの順位だ。来期のガイナーレは、プロスポーツクラブとして生まれ変わる。この冬は来期に向けて大きく動きがあると思われる。「俺らの鳥取」がどうなって行くのか、しっかりとこの目で見届けたいと思う。