前節はロッソ熊本に逆転負けし、後期開幕2連勝を逃した。今節の相手は4位のYKK AP。4位以内を狙うガイナーレにとって決して負けてはならない相手。相性が悪かろうが、ピッチ状態が悪かろうが、勝点3が至上命題となる。
ピッチは台風4号の影響で多くの水を含み最悪の状態となった。前半開始直後のYKK APの速攻を凌いだ直後に、ゴール正面からのFKを得る。キッカーは#19田村。「強く蹴る事を意識した。」と言うFKは、相手DFをかすめコースが微妙に変化。その変化にGKが付いて行けず、逆を突いた形となりゴール右隅に突き刺さった(写真参照)。先制直後にも、右サイドからの#17鶴見のクロスボールを#27釜田が受け、相手DFをかわしてゴール。前半開始早々にYKK
APから2点のリードを奪う驚きの展開となる。ここのところ濡れたピッチで練習をかさねていたガイナーレは、浮き球を多様する。ただただロングボールに終始するのではなく、ショートパスも浮き球を使い効果的にサイド攻撃を仕掛ける。それに対しYKK
APは、グラウンダーののパスを使ってくる為、水を含んだピッチでボールが止まりガイナーレのカウンターの餌食となっていた。試合は、最悪のピッチに順応出来ていたガイナーレと順応出来ず苦しむYKK
APと言う展開で進む。前半も終わりに近付くにつれ、徐々に慣れてきたYKK APが試合の流れを引き寄せはじめると、42分にゴール前の混戦からのYKK
APのシュートが、キャッチしようとしたGK#1井上の手前の水たまりでストップ。そこにつめる相手選手。GK#1井上も慌ててセーブ。しかし、こぼれ球を押し込まれ1点を返されてしまう。その後も勢いに乗るYKK
APがパワープレーに出る。あわや同点というピンチもあったがDFに入った#7戸田のビックセーブ等でなんとか1点リードのまま前半終了。
次の1点がどちらに入るのかで、この試合が決まってしまいそうな感じがしていたのだが、後半開始早々のチャンスでガイナーレが先制し3-1とリードを広げた。この得点は、左サイドからの#27釜田のクロスボールを#22増本がヘディングシュート(触ってなかったかも...)。このシュートがゴールポストに当たり、こぼれた所を#27鶴見が落ち着いてゴールに流し込んだもの。これで勝負あり。その後も落ち着いてゲームを進めたガイナーレに対し、YKK
APは焦りからか雑な攻撃に終始。前半終了間際の勢いは完全に消えてしまい。ガイナーレが3-1で勝利した。
〜戯 言〜
前半があと数分長かったら結構ヤバかったんじゃないかなぁ。良く持ちこたえたと思うね。
今日はとにかくピッチに順応出来たガイナーレと順応出来なかったYKK APの差が出た感じ。DFもいつもは、無理にボールキープしたり、危ないパス回しをしてはボールを奪われカウンターを喰らうっていう負のスパイラル状態だったのが、ヤバくなったら外に蹴り出すっていうセーフティーを心掛けていて危な気なかった。攻撃面でも、いつもと違う変則的なシステムが上手く機能していたとおもうしね。次節の佐川急便SC戦に戸田キャプテンが出られないのが痛すぎる.....。しかし、秋田が戻ってくるので今回のシステムにプラスして、秋田がどう絡んでいくのかに期待したいと思う。