『背水の陣』資金難からJへ最後の挑戦と位置付けた2008年シーズン。 今期は、即戦力となる多くの選手を獲得したガイナーレ。開幕直前にも、外国人2人を含む3選手と契約。その裏で、怪我人が多く出ている事も事実だ。
前期第2節からのホーム3連戦に繋げる為にも、SONY仙台FCとの開幕戦が非常に大きな意味を持つ事になる。
前半、開幕戦のプレッシャーからか動きの硬いガイナーレ。早い時間帯に先制点を奪って楽になりたい所だったが、15分にゴール前の混戦からシュートを撃たれる。一度は#14吉野が身体を張って防ぐものの、こぼれ球を押し込まれSONY仙台FCに先制を許してしまう。34分には、動きの悪かったFW#18大多和に代えて#11秋田を投入する。前線にターゲットマンがで来た事で、幾分動きが良くなるもののゴールを奪う事が出来ず1点ビハインドのまま前半終了。
ハーフタイムに監督から『前を向いて行け!』と指示がある。すると50分、#27釜田がペナルティーエリア内で倒されPKを得ると、キッカーは#10実信。実信のシュートはゴールに突き刺さるも、キックの直前に他の選手がエリア内に入ったと言う事で蹴り直しとなる。キッカーの#10実信は、動揺する事なく落ち着いてゴールに突き刺しガイナーレが同点に追い付く。その後、息を吹き返したガイナーレは、両サイド、さらにはSBのオーバーラップ等のサイドアタックが機能しSONY仙台FCにペースを握らせない。そして78分、右サイドを#11秋田とのワンツーで抜け出した#9ハメドが、中央にキレ込み立ちはだかるDF2人を抜き去ると、エリア外から豪快に左足を振り抜く。誰もが意表を突かれたそのシュートは、ゴールニアサイドに突き刺さりガイナーレが逆転に成功する。地元で負けられないSONY仙台FCも反撃に出るが、#30小村を中心としたDF陣が踏ん張りゴールに鍵をかける。試合終了間際に#9ハメドがラインを割ったボールを遠くに蹴り出した事が遅延行為と判断され、この日2枚目のイエローで退場してしまい数的不利となるが、3分のロスタイムをしのぎきり試合終了。JFL8年目にして初めて開幕戦を勝利で飾った。
〜戯 言〜
ハメド凄げー! しかし、次節出場停止...orz
選手は、勝点3を手土産に鳥取に帰ってくる。次節は、ホームのバードを緑色のサポーターで埋め、勝利の後押しをしよう!!