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2008 JFL 前期 第4節 3/30()鳥取市営バードスタジアム
得点経過
得点経過

ガイナーレ鳥取

栃木SC
-
86分:落合 正幸
SH
GK
CK
FK
PK
12
7
9
23
0
PK
FK
CK
GK
SH
0
11
3
13
6
スタメン
 サ ブ 
交 代
c a r d
吉瀬広志 秋田英義
c a r d
-
次節出場停止
-
今節獲得強化費
¥ 0
通算獲得強化費
¥ 140.000
観 客 数
1.363人

15小澤   11秋田

10実信      6小井手


4アドゥール 14吉野

2吉瀬 16小原 7戸田 31尾崎

1井上

G K 21 修行
D F 19 田村
M F 13 堀池
M F 28 山本
F W 9 ハメド
F W 18 大多和
F W 27 釜田
66分
大多和(小澤)

71分
ハメド(小井手)
83分
釜田(アドゥール)
アシスト()内は得点者
-
r e p o r t


 前節、ジェフリザーブズに惜敗し開幕からの連勝が2でストップしたガイナーレ鳥取。今節の相手は、開幕3連勝で現在首位の準加盟チーム栃木SC。前節は、三菱水島FC相手に5得点と圧倒的な攻撃力を見せつけ、今期の失点も僅かに「1」と守備も硬い。ホームのガイナーレ鳥取は、栃木SCとの準加盟ダービーを制してライバルに土をつけると共に、上位戦線に踏み止まりたい所だ。この日の天候も最悪の雨模様...。JFL開幕後のホームゲーム3試合全てが悪天候。その上、水曜日に行われた練習試合も雨...。新加入選手の中に雨男でもいるのか? この悪天候で、観客数も伸悩み気味。観客増の為にも勝利は必至だ。

 前半開始早々、スリッピーなピッチに足を取られた栃木の選手がボールをこぼす。そのボールを#15小澤が奪うと、#11秋田→15#小澤→#11秋田とダイレクトで繋ぎ栃木DFを突破し、シュートを放つ。このシュートは、相手GKが辛うじて防ぐ。そのこぼれ球に#15小澤が飛び込むも相手DFが一歩早くクリアーされてしまう。ゴールこそ奪えなかったものの栃木の堅いDFをスピードで切りくずす事に成功する。ガイナーレは、両サイドからの速い崩しと、サイドのケアで手薄になった中央を上手く使い栃木を好守に圧倒。その後も、#11秋田のポストから#15小澤のシュートや、#15小澤のポストからのチャンスメイクで好機を数多く演出する。しかし、栃木の守護神であるGKの小針の神がかり的なセーブの前にゴールを奪う事が出来ない。
 後半に入っても、前半と変わらずガイナーレが圧倒的にゲームを支配する。得に、中盤で#4アドゥールが、素早いチェックで何度と無く栃木の攻撃の芽を摘み取っていたのが効いていたと思われる。そこから、細かく繋ぎサイドに展開する。もしくは、中央に切込みミドルを放つなど、多彩な攻撃が随所に見られた。#4アドゥールのノールックパスを受けた#6小井手が、右サイドから中央に切込みながらミドルシュート。相手GKの弾いたボールに#15小澤が反応しシュートを放ったシーンは、その典型的な攻撃だった。現在、無敗で首位とはいえ、全く恐さを感じられない今日の栃木を常に圧倒するものの、栃木ゴールに立ちはだかるGK小針の牙城を中々崩せないガイナーレ。時間だけがドンドン進んで行く。焦るガイナーレベンチは、#18大多和、#9ハメド、#27釜田と攻撃的な選手を立続けに投入してゴールを目指す。しかし86分、カウンターから左サイドを突破されると、#2吉瀬がたまらずファールで止めてしまう。角度の無い所からのFK...。低く蹴られたボールは、2枚の壁に当たると、軌道が変わり浮き球となってゴール前に。そこに栃木のMF落合が詰める。ガイナーレも、#11秋田がしかりとマークに付いて押し込ませまいと足を出す。ボールに先に触れたのは、11秋田だったが、ヒールでクリアしたボールは、フワッと力無く浮き上がりゴールへ...。逆を突かれた形となったGK#1井上が必死に手を伸ばすが、無情にもゴールに吸い込まれ栃木に先制を許してしまう(公式記録では、落合のゴール)。明らかに肩を落すガイナーレの選手達。スタンドからは、「まだ時間はあるぞ!」「急げ!!」との声が飛ぶ。その後、#7戸田を前線に上げ、パワープレーに出る。#9ハメドの直接FK、#14吉野のミドル、#31尾崎のCKなど、試合終了まで栃木ゴールを脅かし続けるものの、やはり立ちはだかるGK小針に尽く防がれてゴールならず....。首位の栃木を90分間通して、圧倒的に攻め込みながら、1本のセットプレーに沈んでしまった。これが、栃木との順位の差なのだろうか? この敗戦で2勝2敗の五分となり、順位も8位に後退してしまった。


    〜戯 言〜
 
 
 圧倒的にゲームを支配しながらも、1本のセットプレーに敗れてしまった...。運が無いと言えばそれまでだが、相手GKの好守に阻まれたとはいえ、決める所で決めていれば楽に勝てたゲームだったと思う。負けはしたが、栃木SCに迫力は全く感じられなかったのも事実。それだけに、痛い敗戦となった。試合のポイントとしては、早い段階で小澤を下げてしまった事か?。ゴールこそならなかったが、チャンスに多く顔を出し、ポストプレーも冴えていた小澤に対し、交代で入った大多和は、殆どチャンスに顔を出す事が無かった。そして、ハメドの投入はアリとしても、アドゥールを下げて釜田を入れた事により、中盤のバランスが崩れてしまったのも確かだ。
 とにかく、悔しい敗戦なのは間違い無い。しかし、敗れはしたものの自信に繋がる一戦だった事も間違いでは無いはず。選手には、これからの試合に自信を持って戦って欲しいと思う。もう敗戦は許されない。次節は、勝利で自信をさらに深めて欲しい。