ガイナーレ鳥取のJリーグへの挑戦は最終節にもつれ込んだ。決戦の地『たつのこフィールド』には、各地から600人?近いサポーターが集まりガイナーレの勝利を願い声援を送り続けた。
前半からミスの多いガイナーレ。プレスをかけてボールを奪っても、ラストパスの精度を欠きシュートまで持って行けない。逆に流通経済大学は、細かくパスをつなぎガイナーレ陣内に攻め込むが、#30小村を中心とした3バックを崩し切れずミドルシュートで打開を謀る。たまに訪れる決定的なピンチも、チーム最年少#32水本が身体を張って防ぐなど前半は0-0のまま終了。
後半に入るとガイナーレが攻勢に出る場面が増える。58分には負傷した#15小澤に代えて#9ハメドを投入。#9ハメドは、相手ボールを素早くインターセプトして速攻を仕掛けるなどキレのある動きを見せスタジアムを沸せる。反撃ムードが漂って来た矢先の69分、#9ハメドのトラップミスを奪われると流通経済大学のカウンターが炸裂。技ありミドルを叩き込まれ先制を許してしまう。早く追い付きたいガイナーレは#10実信を下げて#11秋田を投入するが、前掛かりになった所でまたも流通経済大学のカウンターに沈む。中盤からのフィードをここまで懸命野守備で活躍していた#32水本が痛恨の判断ミス。相手に突破を許し2-0となってしまう。何としても勝利が欲しいガイナーレだったが、プレッシャーからか最後まで修正する事が出来ず流通経済大学に完敗。Jリーグ参入の夢は来期以降に持ち越しとなった。
〜戯 言〜
とにかくプレ−が雑だった。特にラストパス&サイドからのクロスボール。ハッキリ言って得点の匂いはなかった。守備面では、若い水本が良く頑張っていた。確かに2失点目のシーンでの判断ミスは痛かったが、彼にとって非常に良い経験になったと思う。この試合の敗戦でJリーグに行けなくなったのではなく、シーズンを通して『
1勝 』足らなかったと言う事。たかが1勝なのだが、ガイナーレにとっては大きな1勝となった。残念で、悔しい結果となった。それは、日を追う事に大きくなっている。しかし、これが現実。この経験が、選手、チーム、サポーターを大きくしてくれると信じたい。
4位以内を狙ったシーズン。年間を通して厳しい戦いとなり決着は最終節。そして、結果は「5位」。J参入を決めた「栃木SC」、「カターレ富山」、「ファジアーノ岡山」には、心から『
おめでとう』と伝えたいと思う。しかし、いつの日かガイナーレ鳥取が同じ舞台で戦う時が来たらチンチンにしてやるから覚悟しとけよ!!
あぁーー!!くそーーーーっ!!